高山桜庵
ホテル・旅館 - 岐阜県 高山市
ホテル・旅館 - 岐阜県 高山市
下呂温泉の帰りに白川郷を見学し、この日の宿の高山に到着した。
飛騨牛が牛肉の中で一番好きかもしれないと思ったことが何度かある。それにいつものドーミーインが高山には存在しているからというのが高山に宿泊する理由だ。私の旅に、もはやドーミーインは欠かせない存在になっている。
チェックイン後、屋上の浴場へ。眺めが良い外湯があり、温泉成分の内湯とサウナと水風呂がある。まだ外は明るく季節外れの風が心地良い。早速サウナへ。詰めれば6人程度入れるドーミーインではよくあるサイズのドライサウナ。あまり熱くないかとも思ったが、しっかり温まる。メガネをかけていないのでぼんやりだが、水風呂は無理のない18度。今日のような暑い日に入門編として入るのに良い水風呂だ。外湯スペースはかなりコンパクトだが、休憩椅子が2台設置されている。身体を拭き、椅子に身を委ねると、高山の風を身に受ける。巷はゴールデンウィークで、私もその恩恵に預かってここでのんびりしている。白川郷は確かに混んでいたが、浴場ですれ違ったのは欧米の方一名のみ。穴場だ。
目を瞑りここで一人休憩をしていると、とても静かで心身ともに落ち着く。ドーミーインは大体どこに行っても同じ気持ちになる。
昨日の水明館がリゾートだとすると、今日のドーミーインはセカンドハウスという風情。自宅ではないし、ビジネスホテルでありながらかゆいところに手が届くサービスもあるのだが、それでも良い意味で特別感はなく、勝手が良く分かる。あまり世話を焼かないが、温かく見守り何かあったら力になってくれる祖父のような存在だと感じる。この日は8分×5セットサウナ浴と外湯と外気浴をループする。この後は近くで飛騨牛の焼肉を食べる。夜鳴きそばは食べずに明日に備える。
翌朝またサウナへ。朝は軽く外湯と1セット。朝食ブッフェで今日をスタンバイする。今日はこれから富山に向かう。死ぬまでに全国のドーミーインを制覇することがひょっとしてできるかもしれないと壮大な気持ちになり、次の旅に思いを馳せる。
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