天然温泉 平和島
温浴施設 - 東京都 大田区
温浴施設 - 東京都 大田区
母方の祖父は美術教師だったが、その祖父に「よくホンモノって言うけれど、ホンモノとニセモノって何が違うの?」と小さい頃にきいたことがある。祖父は「きっとあまり物を見ていないから分からないんだよ。たくさん見ると自然に本物と偽物が見分けられるようになるんだよ」と答えた。
20代はじめにニュージャパンレディスサウナでロウリュを受けて驚いてから、20年もの時間が過ぎた。ロウリュもアウフグースも色々な施設で受けることができるようになったけれども、それほど差は感じなかった。けれども今日、本物に出会った気がする。
評判は聞いていたのでぜひ行ってみたかったが、平和島は後回しにしていた施設だった。今日は念願の日だ。
まずは浴室。浴槽の水温が38度で低いなぁと思っていたが、奥にちゃんと高い水温の浴槽もある。テレビもついており、落ち着いて入浴できた。
さぁ、サウナ。92度。しかもオートロウリュもある。しっかり熱い広いサウナ。しかも12分入れる。客層も良い。出てすぐ右側に18度の水風呂。冷水シャワーも設置されており、快適である。浴室に入ってから狙っていた高台のような休憩場所がある。少し空気がひんやりし、気分が良い。このサイクルを3セット後、いよいよ予約していたロウリュウサウナへ。
13:00からの回は9割方席が埋まっている。アクエリアスを飲み、空席に腰を下ろす。計30分だが前半と後半に分かれている。BGMは郷ひろみだった。「言えないよ〜、好きだなんて」という声に美しいダンスが乗り、優しい熱波がただよう。その後、郷さんの「おーく千万」という歌詞に熱波は盛り上がる。前半はあっという間に終わった。休憩があり後半が始まる。しっかりタオルでガードしてくださいという熱波士の声に期待は高まる。郷さんの声が小さくなっているわけではないのに、どんどん上がる温度で何を歌っているのかという認識に意識が向かわない。ただ熱さを享受している。METOSのIKIストーブにアロマウォーターがどんどん注がれる。最後の熱波には驚く。これは20年前に大阪で浴びたあの熱波だ。なんという熱さだろう!火傷しそうだ。あの低い温度の浴槽で油断していたかもしれない。本気だった。一人であの熱波を全員に浴びせる、熱波士の素晴らしさに感動した。これは激辛ペヤングだ。「本当に辛いよ、だから言ったじゃん!」と言われたようだった。
その後も身体から熱は逃げない。その後レストランで生姜焼きをいただき、リクライニングで漫画を読む。まだ時間はある。サウナと水風呂を往復し、今日を終える。最高の一日。
このロウリュウサウナには行くべき。絶対にリピートする。これは本物の熱波。
20年前ロウリュを受けられていたとのことに驚きました。平和島、私も行きたいと思いながら行けてないです。やまかよさんの投稿を読んでますます行きたくなりました!激辛ペヤングロウリュ受けたいです😆
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