ラビスタ東京ベイ
ホテル・旅館 - 東京都 江東区 宿泊者限定
ホテル・旅館 - 東京都 江東区 宿泊者限定
『その「おこだわり」俺にもくれよ‼︎』という漫画をご存知だろうか。「東京都北区赤羽」で有名な清野とおる先生の著書だが、記念すべき第1巻に「寝る男」という話がある。季節ごとの眠りについての話の中で語り手は、夏真っ盛りの暑い時は一日ビジネスホテルに宿泊し、たっぷり眠って過ごしていた。この話を読んで以来、真夏にぜひ一度試してみようと思っていた。
寝る男は言及していなかったが、サウナ好きからするとこれはサウナを絡ませるべき案件である。サウナ浴は睡眠の深さに密接していると感じているからだ。
今回のステイは少し贅沢し「♫ラ・ビ・スタに決めた!」
この日は最高気温37度の報道があり、うだるような暑さだった。チェックイン後すぐに浴室に向かうとズドンと広い浴室で、東京らしい高層ビル郡の絶景が目に入る。昨年のプレオープン時以来1年ぶりに来たが、あの時は混んでいて広さを享受できなかった。まずは焦る気持ちを抑え、カランコーナーで汗を流して浴槽へ。人が少ないと落ち着く。その後楽しみにしていた水風呂。15度。この暑さで15度の水風呂は最適解だ。嬉しすぎるご褒美である。
サウナは檜の香りがする。共立メンテナンス系列のサウナ室は、新しいものほど妥協がない。サウナ好きの社員が社内にいらっしゃると思う。その人といつか話をしてみたいものだ、などと思いながら8分入る。そもそも今日はずっとサウナに入っているようなものだ。
その後外気浴へ。露天風呂に整い椅子が2台。身体を拭いて腰掛ける。あのうだるような暑さの熱風が、まるで春の風のように心地よく顔を撫でる。季節が3ヶ月戻ったような気分だ。私の中では今のところ東京でナンバーワンの外気浴環境である。
エアコンが効いているのにさっき大汗をかいたバーベキュー場は向こう側だ、みんな暑くてつらいでしょ、ここで水風呂と外気浴はどう?と一人で思ってみる。サウナ浴は3週行った。ただ水風呂には7-8回入った。サウナには常時2-3人入っているが、水風呂には誰も入らない。こんな暑い日なのに水風呂は貸切だ。これはサウナ専用施設ではありえない話であり、これこそがホテルサウナの醍醐味でもある。堪能した後はアイスキャンディがある。そして夕食は同系列の向かいのお店で刺盛りと鯛茶漬けをいただく。翌朝の朝食に備え、夜鳴きそばはスキップだ。その日はぐっすりと8時間は熟睡した。
翌朝は朝やけを見ながら再度サウナ浴。贅沢だ。近場なのにまるで遠方のリゾートにたどりついたような気分だ。
そしてベストの胃袋の状態でブッフェを迎える。自分史上もっとも完成度高く盛り付けができて嬉しい。提供料理の種類の多さのおかげだ。これが今一番楽しい夏の過ごし方である。
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