やまかよ

2023.02.01

1回目の訪問

尊敬する女性サウナ先輩にオススメされて向かったサウナ。10数年ぶりに先週ラクーアに行って、やはり私の最愛のサウナと確信した矢先、運命のサウナに出会ってしまった。
10日、20日、30日がレディースデーと聞いていて、30日の個室サウナを予約して彼の地に向かうと店頭からテンションが上がる。のれんを潜って受付を済ませ、ロッカールームへ。ふしぎな音楽が流れている。浴場に入るとそこは別世界。天井が高くて中央にある木製の階段と石を敷き詰めたような床面とタイル張りの浴槽。江戸時代の湯屋と昭和の銭湯が融和したような空間だ。実は20年前にハワイアンズの与市に行って以来、こういう浴場をずっと探していた。それが東京に存在する。飛び上がるほど嬉しい。
カランコーナーで身体を清めてまずは早速共用サウナへ。広い。サウナマットはい草素材で江戸の世界観を大切にしている。サウナ内は一転、ハットを被っている人も多い現代的な高温サウナだ。共用サウナを出てすぐ右側が水風呂だ。水風呂は3つあり全て同じ水温のようだが深さが異なる。リニューアル前の銭湯時代に水風呂部分は女性用浴槽だったそうで、3つもあるのだ。ゆったり入れて良い。身体を拭いて階段を昇るとそこは休憩スペース。南国風のチェアもたくさんあり、ベンチもある。ここは時間課金性の施設なので休憩スペースに長時間滞在する人がいない。むしろガラ空きといった風情だ。吹き抜けの壁面に鳥獣戯画風のアニメーションが映されている。居心地が良い。
休憩スペースの後の暖簾を潜って、いよいよ個室サウナへ。この個室サウナは完全に一人用である。2人以上は予約できない。ロウリュができるので、好みの温度に調整できる。すのこ製の枕が置いてあるので早速横たわる。サウナは空間の共有が基本であり、どんなサウナもいつも誰かがいたので、初めてゆっくり横になれたことに気づいた。真横に設置されている砂時計をひっくり返し、目を閉じてただ熱さを楽しむ。横になると濡れタオルを顔にかければ良く、持参したものの、ハットは必要ないと感じた。そろそろと思い砂時計を見ると、あと数分で15分というところ。12分計だと一周はしている計算だ。温度が低いわけでもないのに、これほどあっという間に時間が過ぎたのは初めてだ。階段を降りて水風呂に入り、身体を拭いて休憩スペースへ。最初は面倒かなと思ったが、この空間は移動も楽しい。外観はそれほど大きく感じなかったが、無駄なスペースを省き上手に設計されていて、どこにいても閉塞感はない。2時間が短かった。スタッフの対応もとても丁寧だ。美しい空間と完璧な個室サウナ。現代のサウナ界を牽引するスタイリッシュな存在感は、まるでサウナ界の菅田将暉である。

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