十條湯
銭湯 - 東京都 北区
銭湯 - 東京都 北区
日本むかしばなし
「早起きは3文の徳」
坊や〜良い子だ かけ湯しな〜
サウナ上がりは 当たり前
サ室は黙って 我慢するー
今は常識 お約束ぅーぅーぅー
むかしむかし、ある所に十條湯が大好きな夫婦がおったそうじゃ
先週は妻のミスでモーニングが1つしかなかった、今週そのリベンジを果たす気で休みの日なのに朝早うに起きて十條湯へ向かったそうじゃ
「じーさんや、今日はしっかり時計を見てから入るからのう」
「ばーさんや、わしゃてっきりお前さんが時計すら分からなくなるほどアタオカになっちまったのかと思ったぞい」
「もともとアタオカじゃから、気にするでねぇ。おお、今日は砂糖のなごみ湯じゃ、他のサ活で見かけて入りたかったからやれ嬉しや」
朝の光に満ちた風呂場は白いタイルが光って、たいそう神々しい光景じゃった
砂糖のなごみ湯は桃のような甘い香りが漂う白い湯で、心地よい上にお肌もスベスベになったそうな
さらにサウナには女将さんが吊るしたバラのブーケが下がり、何とも言えぬいい香りが漂い極楽浄土のような有様でしっかりと蒸されて水風呂に浸かり、大層満足しておると足元が光っておった
これは何じゃ? とよぉく眺めてみれば、タイルの1枚1枚が淡い七色に光っておったのじゃ
それはそれは綺麗な色にととのいもはかどり、風呂から上がって喫茶深海に行ってみれば、まだじいさんは風呂から出て来ておらん
仕方ないので先に注文をしてじいさんを待っておると二十分過ぎてやっとやって来た
「じいさん、遅いぞい。ピザトースト頼んでやったが」
「オラぁ、今日はトーストのつもりだったんじゃが」
「じいさんや? 」
「ばあさんや? 」
ばあさんはじいさんに対して色々と言いたい事もあったようじゃが、言いたい事も言えないこんな世の中じゃ、ポイズン…
なので黙って美味しいパンにバターをたっぷり塗ったトーストセットにあんこをトッピングしてムシャムシャと食べすっかり満足したそうじゃ
めでたしめでたし
月どうさん、↑ホントいつも😆させてくれますね!絶妙。
お、おもしれぇ〜…🤤ここのピザトーストたべるのが夢です。夜出して欲しい。。
面白いです🤣 とて平和な情景が目に浮かびましたw
月どうの野郎まぁ〜たなんかやってるし☆
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