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山吹温泉

銭湯 - 和歌山県和歌山市

nami

2023.05.06

45回目の訪問

一夜明け、小雨の降る中、今宵も和歌山へ。
行く前に田中さんに電話をした。
雨の日は山吹には行かない、田中さん。

以前電話番号を聞いたことがあったので、田中さんの携帯電話番号は残してある。

30コールぐらい鳴らす。

「はーい、namiちゃん昨日は心配かけてごめんねぇ」

田中さんの声は元気そうだった。

今日雨やけどお風呂どうする？
行くなら迎えに寄りましょうか？
ときくと、行くつもりだった模様。
行く気は満々なようだ。

田中さんを拾って山吹へ向かう。

昨日の体調悪化は、お水が足りないからよと口酸っぱく伝えるが、いつも飲んでる、大丈夫とのこと。

大丈夫やあらへんねん。

元気じゃないとサウナも行けなくなるよと念を押した。

風呂友達ネットワークの情報はいつも早い。
お風呂へ入る。田中さんを見かけるとみんな口々に、「大丈夫かいな？」と声をかけられていた。

サウナ9分×3
水風呂1分×3
休憩3分×3

最近は田中さんと同じく一段目に座るようにしている。
汗の量が下の方がたくさん出るから。

今夜も元気でここにサウナへ来れてよかった。

別の常連さんにも、昨日田中さんが脱水症状なって大変やったんよと伝えると、平日はこれから見るようにしとくわね、と言ってくれた。

山吹の人はおしゃべり少なめな人もいるが、みんな大人で優しい。
居心地がいいのは施設だけではなく、人の良さなのだろう。

バイブラの湯に浸かり、今日も物思いに耽る。

満足したので、みんなに来週と再来週はこちらには来れない旨を連絡して浴室を後にする。

またくるね。

田中さんは、今日は大丈夫だとのことで彼女はサウナセットを短めにしていた(笑)
昨日体を洗えてないからしっかり洗ったとのこと。

帰り際、田中さんの荷物置きにそっと500mlの水を置いてきた。
「これ、お守りに置いとくね」

「次来たら誰かに飲まれてるかもしれんわ」とちょっと嫌味のように田中さんが言う。

「フィルムつきのボトルやから、大丈夫やろ、お守りに、してな。」

むりくり置いてきてやった。

水分補給、よろしく頼みます。
私は次に山吹へは、月末にくることにします。
それでは。