ホテルヒルトップ
カプセルホテル - 東京都 板橋区
カプセルホテル - 東京都 板橋区
なんかすげぇ疲れていて、いつもとは違う電車に乗って成増に到着した状況を一瞬、理解できなかった。
準急で池袋からはあっという間に着くと言えど、ずいぶんと深く眠りこけてしまっていた。
私の人生、今のところヒルトップ以外で成増に用はない。
脳の中にある「成増=ヒルトップ」という神経回路を太くしたいものだ。
依然、体の方は復調とは言えず、疲れもあってサウナに入るのは良くないかもと思えた。
なんだけどほとんど無意識と言えるぐらいに来て、あのサウナ室に入ってみると平常時となんら変わらない体の感覚だった。
上段を目指して立ち上がると天井が近く、思わず声が出そうになるほど熱い。
座ってしばらくすると汗が滴り、体だけでなく心も落ち着く。
私を悩ませ続けたくしゃみなんかもサウナ室内では一切出ない。
本当に奇跡のサウナ室だ。
今日は浴室が騒がしいのもあって外気浴で1人静かに休憩した。
比較的最近塗られたと思しき赤い階段の手すりにはマットが掛けられ干してあった。
なんという生活感なんだろう。
でも確かにいい風が吹くから干すにはぴったりなんだろう。
酷暑が続くせいで風鈴もくたびれてしまったのか、涼やかな音色は奏でずに、短冊がペタペタと手すりを叩く。
夜の風はぬるく、眠気を誘う。
この後、サウナに戻った時、一人きりなら絶対に横になってやろうと内心画策していたのだけど常に三、四人はいてノーチャンだった。
一旦、服を着て大休憩をとる。
リクライニングで横になると帰れなくなるので我慢した。
もっと終電近くまで楽しむ予定だったのに眠すぎてこれ以上いると危険だと判断し、早めに帰った。
疲れのことはすっかり忘れてしまった。
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