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サウナセンター鶯谷本店

カプセルホテル - 東京都台東区

煮ゑ湯

2024.03.07

61回目の訪問

毎月の「フロの日」は他に譲るとしても年に一回の「サウナの日」だけはやはりこだわりたい
「クリスマスイブ」とか「バレンタインデー」とか世間ではやたらもてはやされているのに私とは全く関係のない日はさておき、サウナ好きにとってこの日は好きなサウナ施設で過ごして意味のある日にしたい

鶯谷に着き、ケチくさく回数券とポイントカードを受付で出して始まった今年のサウナの日だったがここ数年で1番充実した8時間(未満)になった

特に21時の激アツ回は19時回での予告の流れを含め素晴らしいものだった

激アツ回は過去に何度か受けたことがある
そのどれもがあまりの熱さに耐えられず早期退出に終わったものばかりだった
今回はその反省をふまえ、ルーティンの開始3セットを中段でやり過ごし、プラスアルファを下段に待避するムーブをとった
それが功を奏した
そして担当したネモトさんの演出が圧巻だった
過度とも思えるロウリュをした後、ただ座ってアロマが降りてくるのを待つ
途中、ドアの開閉があり「温度下がりましたね、さらに(温度を)上げますか？」「足りない人いませんか？」「今日はサウナの日だから特別にさらに熱くしましょうか？」と畳み掛ける
受け手側としたらこの恐怖と期待のせめぎ合いは「もう無理」と「まだ行ける」を別つ線分上を反復横跳びしているようでスレスレのスリルがあるものだった
フィニッシュブローの撹拌からの扇ぎはうめき声多発で退室者続出の地獄絵図、そこからの天に昇る心地だった
いつもの冷たさがなかった水風呂で体を冷やし、ペンギンルームで椅子に座り、ホカホカになったバスタオルを纏う
ひんやりした冷たさこそペンギンルームの真骨頂だとばかり思っていたがしっとりとした冷感にこそ価値があると思い改めた
この安心感、安定感忘れたくない
ストレスがかかる場面でこそっと再生したい
スマホの待ち受けにしたい
プリントアウトして部屋に飾りたい
おしゃれなTシャツに仕上げてこの夏を乗り越えたい
この時間、この瞬間、自分だけの感覚、軽々しくこの言葉を使うのが憚られるが「尊い」
頭の中に色々な感覚や思考が渦巻くのだが全部、人ごとのように眺めている

感謝の気持ちはとりあえずこの後の五階の結果で示すことしか知らない

だいぶ高くついた、トホホ

追記:水・木・日の21時は激アツらしい
いいことを聞いた