サウナレーター吉田

2022.10.22

1回目の訪問

サウナ飯

岩手旅 day2 メイン

七時雨山荘

まず初めにこの施設での体験は生涯の思い出になると確信した。

そして言葉では言い表せない感情に出会った。

すべて言語化は難しいが一つずつ書き記そうと思う。


2日目は朝から生憎の雨。

盛岡上空は何層もの分厚い雲が重なり、とても晴天になる見込みは感じられなかった。

七時雨山荘のメインは外気浴の星見

不安を抱きつつ少し期待感を持ちながらも目的地まで車を走らせた。

雨は降り続いている

八幡平の山道へと差しかかる
雨は少し弱まり、視界も開けた。

さらに少し進むと道も細く、霧も深くなっていった。ちょうどこの辺りで携帯の電波もなくなり圏外になる。

辺りは住宅もなければ街灯もない。
どんどん深くなる霧を縫って走り抜けていく。

どこか時間が止まった別世界に迷い込んだ感覚


森も深くなっていく。

ところどころ色づいている葉がアーチ状に見え、車が木々を避けているのではなく木が我々を避けてくれているかのよう。

別世界へと招き入れられた我々は最後の長い道を抜ける。

すると木々が一気になくなり、辺り一面大草原の景色へと変わった。

まさか山で地平線をみるとは。

少しおかしな表現かもしれないがそれ以外の言葉が見つからない。

そして大草原にポツリと山荘が見える

細い砂利道をたどり山荘に到着する。
ちょうど到着したのと同時に八幡平の上空はこの山荘がある部分だけ雨雲がなくなっていた。

少しずつ傾き始める太陽が青空のキャンパスに橙色で落書きをする

これだけ綺麗な黄昏時をみたことがない。

いつのまにか綺麗に色づいていた空が暗くなっていく。

一際キラキラ光る一番星が夜の合図を告げる

すると20分もしないうちに空一面星空が広がった。


星が照らす先にはサウナ小屋
さっそくサウナへと向かう。

サウナ室内は暗く、薪ストーブの窓からメラメラと大小の炎の動きを眺められる。

周囲はとても静かだ。
車も人通りも街灯もない。

聞こえてくるのは遠くの山から聞こえてくる動物の声、薪がパキパキと燃える音、周囲の人間の小さな息遣いのみ。

誰かが生唾を飲む音が聞こえる。
しかし誰かわからない。


真っ暗なサウナ室で炎が揺れる。
炎の気分で映し出される人の陰影が美しい。
揺れたり、大きくなったり、小さくなったり
影だけでさまざまな表情を見せてくれる。

限りなく情報を削ぎ落としたサウナ室はまさに究極のサウナと言えるだろう。

続く

サウナレーター吉田さんの星降る山荘  七時雨山荘のサ活写真
サウナレーター吉田さんの星降る山荘  七時雨山荘のサ活写真
サウナレーター吉田さんの星降る山荘  七時雨山荘のサ活写真

夜ご飯

水も美味しいからごはんも美味しい

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

共用

  • サウナ温度 85℃
  • 水風呂温度 12℃
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