2021.06.06 登録
[ 北海道 ]
「ヤムワッカナイ」とはアイヌ語で「冷たい水ある沢」の意味。現在の「稚内」の由来になった言葉である。
地元民に愛され続けている温泉「ヤムワッカナイ温泉 港のゆ」。
稚内市では「童夢」と双璧をなす温泉で、若い人は「港のゆ」。年寄りは「童夢」のような印象がある。
「滝のゆ」はとても清潔な施設で、2007年当時のデザインは今も色あせていない。贅沢に檜をあしらった広く四角い浴槽は、帰省の度に私の疲れを癒し、懐かしさと安心感を与えてくれる。
浴槽は大小合わせて五つあり、洗い場も十分に広い。
浴室スペースも広く、天井が高いため、とにかく開放感がある。
露天風呂からは船でにぎわう日本海が望める。「副港市場」にふさわしい眺めだ。潮風が心地よく、カモメの鳴き声も聞こえる。檜で作られた櫓に覆われた露天風呂には威厳すら感じる。
サウナ室は広い浴室に対しては狭い。店員は9人といったところか。サウナ室の窓は外に面しており、先にも述べた景色を楽しむことができる。典型的なドライサウナである。入り口には、自由にとれるサウナマットがあり、ここにも清潔感を感じる。温度は95度と、このあたりのサウナだと温度が高い。このあたりの施設だと比較的新しいので、サウナ室にも清潔感が漂う。
水風呂は4人ほどでいっぱいになるだろうか。水温は時期にもよるが真冬であれば天然のシングルを味わうことができる。水道から出る冷水は、数値以上に冷たく感じる、まさに「ヤムワッカナイ」の水風呂である。
休憩用の椅子は浴室内の贅沢なスペースにふんだんに並べられている。
ここでは、人目や人のペースを気にする必要がない。
木製のリクライニングで、思う存分思考を彼方へ、彼方へと巡らせることができる。
広い空間でまるで貸し切りのように錯覚する。なんという贅沢だろうか。
ここは、私にとってたくさんの思い出が詰まった大切な場所。
いつも変わらぬ木の温かみと清潔感で迎えてくれる。
この度、リニューアルオープンしたことは心から喜ばしく、本当に嬉しいニュースである。私はこれまでと同じく帰省の度に入りに行く。私の人生の節目で大切な思い出を振り返る場としてこれからもあり続けてほしいと強く強く願っている。
男
[ 北海道 ]
日本最北端のサウナ施設。
稚内民がサウナを楽む施設は「港のゆ」とここ「童夢」の2か所である。
地元出身の私ですが、最後に行ったのは中学一年生の時。
「ジジ臭い場所」…これが私の童夢へのイメージであった。
しかし約15年の時を経て訪れた私が抱いた印象はまるで違う。
旅行者や地元民に愛される素晴らしい施設であった。
施設は稚内市総合体育館に隣接している。市内から距離があるため、レンタカーがないと訪問は難しいだろう。しかし稚内市へ来たサウナ好きにはぜひ味わっていただきたい。
施設は大きく、浴室も広い。昔からあるしセルのため、真新しさはないが、よく清掃されている印象を受ける。浴槽は全部で6つ。寝湯やジャグジー、日替わりなど様々で温泉だけでも楽しめるだろう。中でも海を見ながら入れる露天風呂は素晴らしい。ただ、吹雪の日は露天風呂に入れないので注意してほしい。
水風呂はとても狭く2人入るのがやっとといったところ。タイミングを図る必要がある。また、人の入れ替わりが激しいため、混んでいるときほどぬるくなる。
休憩の椅子の数は十分。ここは心配なさそうだ。
サウナ室に入ると思ったよりも広く、驚く。詰めれば15人は入れる。入り口近くの棚にはサウナタオルがあり、毎回贅沢に使えるようだ。
古いタイプの小さいサウナストーブ。昔ながらのドライサウナで変わらない安心感がある。地元の人が多く、いかにこの温泉が、サウナが愛されているかがわかる。
昔から変わらずに地元民に愛される、最北端のサウナ。
想像以上に快適である、是非一度訪れてみてほしい。
男
[ 富山県 ]
この施設は、舟橋村という富山県唯一の村にある。
話を聞いたときは、どんな秘境温泉かと思ったが、想像以上。
温泉もよいが、何よりロウリュが素晴らしかった。本当に。
富山市から40分程度と少し遠く感じたが、足を運ぶ価値は十二分にあった。
施設についてだが、思った以上に大きい。駐車場にはまず困らないだろう。
辺りに電灯が少ない中、異様な存在感を放っている。
浴室に入ると、大きな露天風呂に圧倒される。
本当に広い。周りに施設がないからこそ許されている贅沢な使い方。
庭園スペースには大きな石。岩。そして木。それが奥の方まで広がっている。
休憩椅子の数は少ないが、ベンチで横になる人、岩の上で寝転がる人…
みんな思い思いに過ごしている。
それほど自由に過ごせる空間が広がっていた。
肝心のサウナだが、何といっても30分に一度のロウリュ。
毎回サウナに入るたびにロウリュを浴びることができる。
こんな贅沢なことがあるだろうか。
セットのたびに毎回ロウリュを浴びることができるのだ。
しかも毎回熱波師の方が来てくれる。
頭が下がる思いでしかない。
サウナーとしての夢がかなった瞬間である。
何という贅沢。
最高の体験となった。
サウナを出ると心地よい外気が体を包む。
露天風呂についているサウナならではのすぐに外気。
レバーを捻ると頭から冷水を被れるシャワーがなんとも心地よい。
露天風呂についている水風呂はこの時期だととても良い塩梅。
水温と外気温。何と心地よいことか。
この最高の環境を毎回ロウリュで味あわせてくれる。
間違いなく、値段以上の価値が、ここにはある。
手ごろな石の上で横になり、整う。
野性的。解放感。周りの静けさ。
富山県有数のサウナがここにはあった。
是非30分に1回のロウリュを3回受ける贅沢を皆さんにも味わっていただきたい。
男
[ 富山県 ]
泉質ランキング9年連続一位。
その肩書に相違ない素晴らしい泉質の温泉に入ることができる。
いかにサウナーといえども、温泉の泉質が良いに越したことはない。
館内の様子は祭りを思わせる賑やかさ。暖色のライトに彩られた鮮やかな情報量。響く民謡のBGM。
なんだか懐かしいような、ワクワクするような…
私はすでに管内の雰囲気が気に入ってしまっている。
浴室に入ると十分すぎるほどの洗い場の数。
男くさい主張激しいポスター。そして多数ののぼり。浴室内にも情報があふれている。こういう雰囲気は好きだ。なんだか、ニコーリフレを思い出す。
大袈裟ともとれる宣伝文句。大いに結構ではないか。
目に飛び込む「バズーカロウリュ実施中!」の文字。是非堪能したいが、実施時間が書いていない。どうやら、不定期開催らしい。
サウナ室は8人も入ると一杯いっぱいになってしまう。泉質の人気からか、かなり混んでいる。休憩用の椅子の数は十分だが、外気浴スペースは4人しか座れない。
サウナと外気浴、どちらも激戦である。
サウナ室に入ると、ストーンサウナのタワーがお出迎え。昔は典型的なドライサウナだったのだろう。ストーブを一新したような形だ。ロウリュも可能なようだが、やはり不定期開催の様子。
セルフロウリュはなし。ああ、蒸気が欲しい。
天井付近に設置されている室温計は100度を指しているが、体感温度は上段で90度、下段で85度といったところ。正直、ぬるめの設定である。
必然、みんなの滞在時間も長くなる。サウナ室の窓から、サウナを狙う人がチラチラと顔をのぞかせている。サウナ室に一度入り、一杯なので退出する人が続出。外気がとりこまれ、サウナ室の温度が下がる。滞在時間がまた延びる…
水風呂の水温は15.8度。井戸水のかけ湯を行ってから堪能する。しっかりと水温にこだわっている施設なのが伝わってくる。素晴らしい水風呂。3人入ると一杯になるが、特に問題なし。
激戦の外気浴へ。やや直角気味の椅子しかないのがネックだが、流れる民謡と香りだけで良質な泉質が伝わる匂いで十分にリラックスできる。
小学生のころ、祖父とよく通っていた洗い場と浴槽しかない地元の温泉を思い出す。ここにあるもので十分に楽しめるのだ。
総評を述べると、ロウリュの時間を是非もっとアピールしてほしい。あの施設で私は、是非ともロウリュを受けたいのだ。
素晴らしい施設なので、是非、是非お願いします。
湯上りスペースの漫画も充実しており、二階のロフトに上れたりと遊び心十分。大人は童心に帰れる、素晴らしい施設でした。
男
[ 富山県 ]
友人のサウナーとともに利用したが…正直かなりレベルが高い施設である。
特にロウリュ。暑い、暑い。富山県では「アルプス」に次ぐロウリュを提供するサウナである。いや、熱だけで言えば、アルプスをしのぐともいえる。
岩盤浴でもロウリュを行っており、男女で行っても楽しむことができる。
総合的に、粗削りだがかなり力が入っている施設である。
サウナ好きならぜひ足を運んでほしい。
浴室スペースはかなり広く、外気浴のスペースも十分。編込みの寝転がれる椅子が5脚とコールマンのインフィニティーチェア。噂には聞いていたが、まさかここで座れるとは。
サウナ室は広めで、温度は高い。ロウリュの時間は大変混むので、早めに入室しないと座ることができない。ここロウリュサービスは手持ちの送風機を使うのだ。暑い。暑すぎる。火傷する勢いである。思い出したらまた行きたくなってきた。高温ジャンキーにはたまらない。ロウリュをわずか2セットで出てしまったのはこの施設が初めてである。受ける際は覚悟したほうが良い。
ロウリュが耐えられない理由には、開始時間の遅さもある。時間になってから5分後、ようやく始まるかと思いきやそこから5分の口上。我慢の限界である。そこに送風機を使っての灼熱のロウリュ。たまらない。次行く際はもう少し計画的に行きたい。少なくとも、一セット目に受ける内容ではない。
外気浴は寝転がって良し。富山県で唯一配備されているインフィニティーチェアで整ってもよし。なんとも至れり尽くせりではないか。インフィニティーチェアは2脚しかないが、空いていたらぜひ座ってほしい。少しコツがいるが、腰のあたりに体重を預けると後ろに倒れ、重力を忘れる。。。
誰がこんな素晴らしい椅子を作ってくれたのだろう。
富山県でもかなりレベルの高いサウナ施設である。灼熱のロウリュにはぜひリベンジしたい。
男
[ 富山県 ]
富山県では最近何かと話題のサウナ施設。
どうやらサウナに力を入れているらしい。
富山県在住のサウナーとして行かないという選択肢はない。
車で向かったのだが、途方に暮れた。一体どこにあるのか。駐車場がとにかくわかりにくい。入りにくい。また、場所も分かりにくい。道路わきに立っている旗を頼りに何とか施設に到着する。
施設に入ってみるまではわかりにくい立地から全く期待していなかったが、入ってみるときれいな内装。清潔感あふれる自然系の最近流行りの作りだ。二階のスペースはラウンジになっており、たくさん並んでいる押し入れの中のような部屋で漫画を読むことができる。
これで入館料880円。破格の安さではないか。
浴室に入ると脱衣所とのギャップに驚く。浴室はかなり年期が入っている様子だ。外気浴スペースもあるが椅子が5つと少ない…これは激戦になりそうだ。
サウナは2種類。ドライサウナとフィンランドサウナ。
フィンランドサウナは浴室の中に小屋が立っているような佇まい。秘密基地のようで少しワクワクする。入ってみると一階に2人。二階に3人がやっとの狭いスペース。二階建てのサウナに入るのは初めてだ。中央にはストーンストーブ。二階には水桶が置いてあり、セルフロウリュが楽しめる。まるで子供部屋のよう。人が少なかったらプライベートサウナのように楽しめそうだ。子供のようにはしゃいでしまう。
壁にはビヒタ。経営者はかなりサウナ押しの様子。流石に使えないけれど。
二階から水をかけると、二階にすぐ蒸気が上がってくる。体感温度はかなり高い。受付で売っているアロマオイルも合わせれば、かなり自由度が高そうである。通うことで見出す楽しみが多いのかもしれない。
2セット目はフィンランドサウナが混んでいたのでドライサウナへ。かなり暑い。広さは十分。しかし熱い。水風呂へ。水風呂は18度とぬるい。もう少し下がるととてもうれしいのだが…
外気浴の休憩スペースは人でいっぱい。仕方なく室内で寝転がる。
3セット目はフィンランド式があいたのでそちらへ。外気浴はできず。
施設は大変人気で、サウナ目当ての人が多い。そのため、外気浴スペースとフィンランドサウナなどが時間によっては人でいっぱいになってしまう。水風呂も水道水を流すだけでは冷却能力が追い付いていない印象である。
しかし、この施設がやろうとしていることは正しい。古くなった銭湯をサウナ特化に変化させている最中という印象だが、私はそれを心から応援したい。
男
[ 富山県 ]
富山県ではかなり有名な大衆浴場である。
着いた時の印象は、広い。とにかく広い。おそらく、
富山県内で一番広いのではないだろうか。駐車場へはやや入り難かったが、入ってみると十分に広い駐車場が確保されていた。
浴室もかなりの広さ。
特に露天風呂。浴室から吹き抜けになっており、かなりの広さである。浴槽は全部で8個。それぞれの広さも十分である。
富山県でも有名な入浴施設ということもあり、かなりファイリー層が多く、老人も多い。サウナは、高温サウナと薬草蒸し風呂の2種類がある。高温サウナのほうは一時間に一度ロウリュを行ってくれるが、2つあるサウナストーブに水をかけるのみであり少し物足りない。また、室温も最上段で90度程度と、ぬるめの設定である。時間帯にもよるが基本かなり混んでおりサウナ室も人でいっぱいである。
十分な広さの水風呂に入ると、ぬるい。水温は20度。真夏ということもあり、2分ほど
のんびりと浸かる必要がある。願わくば、もう少し水温が下がってくれるとよいのだが…
休憩は広い露天スペースで石の上や椅子などで思い思いにとることができる。スペースは狭いが、板の上に寝転がれるスペースも完備されている。
寝転がると、瀬戸物の豚の中で蚊取り線香が燃えていることに気づく。夏にふさわしい香り。天井には風鈴。駐車場の木々からはセミの声が聞こえる。差し込む夕日の光。
今は、夏休み。
全体的にぬるい設定ではあるが、とにかく広い露天スペースで蚊取り線香の匂いと風鈴の音とセミの声で夏を全身で感じることができる。
また、石の上で瞑想することもできる。富山県でこれだけの広さで、これだけ自由度が高い施設はほかにないだろう。
薬草蒸し風呂もかなり本格的で〆に楽しむことができた。
近いうちにまた行きたい。そう思えるサウナだった。
男
[ 北海道 ]
「ここはお風呂の遊園地。なんてったって宇宙一」
北海道民であれば誰でもこのフレーズを口ずさむことができる。道民にとってはかなり有名なホテルである。ファミリー層向けということもあり、サウナ目当てに行く人は少ないだろう。
私は声を大にして言いたい。このサウナは素晴らしいと。
私のサウナ史にその名前は深く刻まれている。今まで訪問したサウナで一番のサウナである。少しでも多くの人にこの素晴らしいサウナの存在を知っていただきたい。
このサウナを最高足らしめている要素はいくつかある。まずは浴室の清潔感。何度か内装工事したであろう浴室は清潔そのものであり、旅の疲れをしっかりと癒してくれる。北海道の浴室はとにかく広い。圧倒的な解放感があるのだ。
この浴室の解放感は、景色にも秘密がある。見える景色は、一面の洞爺湖。圧倒的な大きさに自分という存在の小ささを再認識させられる。立ったまま入れる露天風呂も最高である。
このサウナをお勧めしたい理由にファミリー層向けの施設ということが挙げられる。サウナ目当てで来ている人が少ないため、サウナが非常に空いているのである。サウナ室は十分な広さがあり、セルフロウリュができる。新しめの清潔なサウナ室には窓がついており、これまた洞爺湖を望むことができる。
水風呂は大きな壺湯。北海道の水道水はとにかく冷たいため、十分に冷えている。そして外気浴。都会では到底設置できないであろう編込みの大きなリゾートチェアに贅沢にも寝転がると、目の前には洞爺湖。北山。西山。思い出すだけでうっとりする光景である。
サウナに隣接されているレモン水も非常においしく、ありがたい。
景色、清潔感、サウナ室の込み具合、解放感。
本当に素晴らしいサウナなので、北海道に来た際は是非足を運んでいただきたい。
男
[ 富山県 ]
このサウナは立地が良く非常に利用しやすいサウナだ。
駐車所も広くて無料。文句のつけどころがない。営業時間も24時までとかなりゆとりがある。
施設も清潔で、岩盤浴もついている。
ただ、浴室に入ると、感じるのは若干の古さ。特に洗い場のタイルは落ちない汚れがこびりつき、設備の年期を感じる。排水溝からは水カビのような独特のにおいが若干登ってくる。
正直、洗い場にあまり長居はしたくない。
湯舟は室内に3つ。広さ十分の内風呂と、立って入れるジェットバス、そして水風呂だ。水風呂の水温は季節にもよるが16~20度とぬるく、水の出も緩い。深さは十分だが、3人入ればいっぱいになってしまう程度。
この温泉は立地が良いため、老人の利用やファミリー層の利用が多い。そのため、かなり人が多く、水風呂も混みがちである。地元の高校生の利用も目立つ。
外には壺湯と露天風呂、そして炭酸泉。炭酸泉はありがたいが4人がやっとの面積しかないためチャンスがないと入れない。また、高校生や学生、ファミリー層が黙浴できるはずもなく、終始騒がしい様子。
しかし、露天スペースには寝転がれる畳のスペースがある。これがこの施設の最大の強みだ。私は何度もこの施設に足を運んでいるが、この畳に寝転がるために来ているといっても過言ではない。
サウナは典型的なドライサウナで、スペースはかなり広い。8段ほどあるサウナスペースには30人程度入ることができる。先ほども書いたが、この施設にはファミリー層や老人が多い。そのため、人の出入りが激しく入り口近くに陣取ってしまうと扉の開閉により全然温まらない。最上段は95度程度あるため、ドライサウナ特有の焼けつくような暑さを楽しめる。ご褒美の水風呂はぬるいが、外の畳に寝られるのが最高なので許容範囲だ。
洗い場の清潔感をもう少し出してくれたらサウナーとしてはうれしい限りである。
男
[ 東京都 ]
ついに憧れのサウナの聖地へ行くことができた。
立地は上野駅のすぐ近くと非常に良い。新幹線などで立ち寄った際はぜひ行くことを検討していただきたい。
ただし、現在は完全予約制となっているため、行く際は注意してほしい。
午前中の10時までであれば予約なしで入れるため、そこがねらい目である。ただ、10時から施設清掃が入るため、早めに行くことをお勧めする。
ロウリュサービスは夜限定となるが、基本とても混んでいるため、旅行者には朝活を進める。
上野駅を出て歩道橋を利用して向かう道すがら、赤い看板が目に入る。「北欧」ついに憧れの聖地へ来たのだ。ドラマで見た光景に心臓の鼓動が早まる。
店内に入ると、一面のサイン色紙。数々の有名人たちの足跡が刻まれている。
階段を上がって浴室へ。浴室は非常にシンプルなつくりである。全面薄青いタイル張りの昔ながらの銭湯の雰囲気。やや天井が低いスペースに浴槽が3つ。古いながらも非常に清潔感がある。うち一つは水風呂となっており、チラーが入っている。水温を測定すると10℃。真夏にもかかわらず、さすがは一流の施設である。
露天風呂は何度も見た光景が広がっていた。正面の壁には椅子が三つ。まるでセットのようだ。
サウナ室は思ったよりも狭い。10人程度でいっぱいだろうか。ドラマで見た印象よりも小さく感じる。ただ、ここのサウナはフィンランド式にもかかわらずとにかく熱い。温度は上段で110度。こんなのは初めてである。
わずか6分で限界を迎えて水風呂へ。10度のチラー入り。温度差に頭がくらくらする。おぼつかない足取りで外気浴スペースへ。真ん中の椅子へ座る。
その瞬間、えも言えぬ幸福感が脳味噌を襲ってくる。これが「整い」なのか。サウナにはまって早3年。ようやく体験することができた。今まで私が整いと呼んでいたものは全くの別物だったと気付かされる。
セットの中にいるような没入感。聖地に来たという憧れ。大都会のど真ん中で日光浴をするという贅沢。清潔で洗練された設備…
どこをとっても格上のサウナであり、最小限の設備で最大限の整いを提供してくれる。
サウナを知り尽くしている施設。是非足を運んでいただきたい。
男
[ 富山県 ]
本当はあまりお勧めしたくない。
なぜなら、このサウナは富山県でも私一番お気に入りの素晴らしいサウナだからである。
比較的人も少ないため、あまり広めたくないのだ。ただ、本当に素晴らしい施設なので、ぜひ紹介させていただきたい。
ただ、一つだけ難点を挙げさせていただきたい。それは、外気浴スペースの椅子の少なさである。外気浴スペースに椅子が三脚しかないのだ。もしもこの記事を見た施設関係者の方がいたら、どうか、どうか椅子を増やしてほしい。せっかくの素晴らしい施設、素晴らしいサウナをよりよくするために、どうか、どうかお願いします…
私は、このサウナに魅せられて、毎週のように通っている。
入館する際はぜひ岩盤浴もセットで入っていただきたい。岩盤浴は、つかみ取りであるような美しいメノウの石粒の上に寝転がれるし、汗をかいたら時間を忘れてヨギボーでくつろぐこともできる。本当に素晴らしい空間となっているのでぜひ味わっていただきたい。
まずは施設について。ここの施設は大変綺麗で新しい。中でおいしいご飯も食べられるし、会計もバンドで済ませられる最新式。暖炉や日本庭園も望め、とてもも雰囲気がいい。2階にはドリンクスペースがあり、くつろぐことができる。
さて、サウナについてだが、このサウナは前面が大きなガラス張りになっており、サウナ室から美しい山や田園風景を見ることができる。私の実家は田舎で、山や自然に囲まれて育った。ここのサウナから見える景色は、生まれ育った田舎の情景を思い出させる。
外気浴をすると、湿った土と草の匂い。これもまた、実家の匂いに似ている。目をつぶると、自然と脱力し、心からリラックスできるのだ。
椅子の数が少ないことだけがこのサウナの欠点らしい欠点である。
サウナはストーンサウナで、一時間に一回オートロウリュがある。サウナ室は十分な広さがあるが、ちょうどよく蒸されており、居心地がいい。水風呂はややぬるめだが、水流があるため、あまり気にならない。また、ライトアップされており、幻想的な雰囲気となっている。
とにかく圧倒的な清潔感と最新設備がうれしい施設である。ここはまるで、高級スパのようである。高級感と田園風景によって織りなされる絶妙な居心地の良さがここにはある。
また、露天風呂は炭酸泉となっているのだが、ここの炭酸泉はレベルが違う。二酸化炭素中毒になってしまうのではないかと思われるほど、とにかく炭酸が強い。サウナと炭酸泉のセットが好きな方にはたまらない施設ではないだろうか。
あまり有名ではない施設だが、ここまでの清潔感とここまで行き届いた設備。もっともっと多くの人に知っていただきたい。
男
[ 福井県 ]
北海道を離れるために乗り込んだフェリー。まさかサウナがついていようとは思わなかった。意図せぬ旧友との再会のように喜ばしい。
船の上でのサウナ。何と贅沢な発想だろうか。誰かクルーズ船を改造してサウナ船を作ってくれないだろうか。少なくとも私はぜひ乗りたい。
夕食を済ませてから大浴場とサウナへ。夕食はビーフシチューをいただいたが、とてもおいしい。船に揺られながら、なかなか贅沢な気分にさせていただいた。
大浴場の湯舟はとても面白い。というのも、船の揺れに合わせて浴槽のお湯が揺れるのだ。寄せては返すお湯の動きは入っていてとても心地が良い。私の中で優しい波のある「海風呂」という新ジャンルが誕生した瞬間である。心地よい揺れを感じながらサウナへ。
この船のサウナはミストサウナである。勝手ながら、高温サウナを想像していた私は少しだけがっかりした。しかし、贅沢は言えない。サウナとの再会を今は楽しむとしよう。
入った瞬間、高温の蒸気が体を包む。十分に楽しめるミストサウナだ。ぬるくてそうしようもないこれ脅しかと思ったが、全くそんなことはない。ただ、気になるのはカビの匂いだ。私がミストサウナが苦手な理由はここにある。カビ臭く無いミストサウナを私はまだほんの数件しか知らない。船の上ということを考えると十分すぎる設備ではあるのだが…人間贅沢になるものだ。
当然水風呂も休憩椅子もないため、水シャワーで代用。十分すぎるほど冷たい。実は、今回私の中である秘策があり、ミストサウナで十分に温まってから着替えて船内へ戻る。船内へ戻ると速足で甲板へ出る。予想通り最高の外気浴だ。火照った体に潮風。何という贅沢だろう。その日はとてもよく眠ることができた。
朝も日の出を見ながら同様に楽しんだ。モーニングも大変おいしかった。
サウナだけを目的に行くのはお勧めしないが、サウナ好きなら甲板での外気浴ルートは知っておいて損はないはずである。もしもサウナーこの船に乗った際はルートの参考にしていただけたら幸いである。
整えこそしないが、贅沢感と満足感は大変大きい。
[ 北海道 ]
今から北海道を後にする。移動手段は苫小牧東港からのフェリーに決めていた。フェリー乗船まであと3時間。早朝から高速道路を飛ばしてきた疲れを癒すべく、「苫小牧温泉ほのか」へ立ち寄った。
フェリーターミナルから車で1時間。やや遠かったが、オートロウリュの文字に誘われて迷わず入店。さすがは「ほのか」。チェーン店ならではの安心感と清潔感だ。ただ、浴槽や食事、サウナや景色には店舗ごとの個性が現れる。お手並み拝見させていただこう。
まずは食事。苫小牧店限定の海鮮四種丼980円に目を奪われる。朝から何も食べずにここまで運転してきた私は迷わずこれを注文する。4種とは「カニ味噌」「しらす」「サーモン」「カニのほぐし身」の4種を指す。絶妙なチョイス。はたして嫌いな人はいるのであろうか?お膳の小鉢にはポテトサラダも。私の好物ばかりではないか。美味しく完食してからいよいよサウナへ。
浴室は、さすがはほのか。行き届いた清掃である。身を清めてから内風呂へ。看板には「ナトリウム系炭酸水素泉」の文字。どうして私は「炭酸泉」という言葉が好きなのだろう?入っているとなんだか毛穴が広がり、汚れを掻き出してくれている気がする。サウナのデトックス効果と合わせて無敵の組み合わせではないか。次は露天風呂へ。露天風呂には「豆乳天然風呂」の文字が。豆乳というなんとも甘美な響き。肌がつるつるになりそうではないか。単純な私はサウナのセット終わりに締めとして入ることを決めた。
いよいよサウナ室へ。サウナは高温サウナとミストサウナの2択。当然高温サウナを選択。ミストサウナへは、セット終わりに露天風呂と合わせて楽しむことにする。
サウナスペースは十分に広い。しかも、かなりの湿度。本格的なフィンランドサウナだ。12分計はなくデジタル時計しかないのが残念だが、贅沢は言えない。
きっちり12分楽しんでから水風呂へ。水風呂は16.0度。少しぬるいかとも思ったが、ここの場合は逆にそれがいい。水風呂がゆうに4人は入れるほど広いからだ。16度の水の中で四肢を広げ、耳まで浸かる。そのまま一分。時が止まる。ああ、なんて贅沢な時間だろう。
ここのサウナは1時間おきにオートロウリュウが始まる。時間に合わせて3セット目へ。オートロウリュウの中には水をかけるだけのものがあるが、ここのは違う。しっかりと風が送られてくるではないか。暑い。熱波師ほどのロウリュではないが、十分。どうしていいロウリュは一瞬寒いと錯覚してしまうのだろう?オートロウリュにもかかわらず一瞬だけ寒気を感じた。それほど本格的なのだ。
仕上げにミストサウナへ。ミストサウナには塩の設置。しまった…先にミストサウナが正解だったか…次は注意しよう
男
[ 北海道 ]
いよいよ枝幸町を後にする日が来た。毎週お世話になったこのサウナとももうすぐお別れだ。同僚との別れよりも何よりもこのサウナとの別れがつらい。そんな素晴らしい私のホームサウナの魅力をより多くの人と共有したく、ここに記す。
まず、いつも私が行っていたサウナルーティーンを紹介する。ご飯は雄武町にある「かどや食堂」の餃子定食980円か生姜焼き定食1180円を食べてからサウナへ向かう。ここの食堂の定食は本当においしい。是非一度ご賞味いただきたい。気分を変えたい場合は「ひまわり」のチキンカツ定食1200円、または「ホテル日の出岬」の竜田揚げ定食1080円。3年間毎週のように食べたが、飽きることはなかった。
この温泉のサウナは間違いなく、「宗谷一」のサウナだ。私が太鼓判を押そう。魅力は、とにかく温度が高いことにある。私が体験してきた中では一番のドライサウナだ。
備え付けのサウナマットを借りて入る、10人は入れる十分なサウナスペース。大型のガス遠赤外線ストーブ式のサウナである。温度計の値はいつも90度程度だが、体感温度はそれ以上。下段で10分、上段では8分程度でギリギリの限界を迎えてしまう。このサウナの体感温度を味わってしまったら…もはやそのあたりの生ぬるいサウナでは物足りなくなる。遠赤外線による発汗と心拍数の上昇。まさにドライのサウナの醍醐味を味わえる。
水風呂は水道水垂れ流しで、2人は入れる広さだ。夏時期だと水温は12~16度、冬時期だとシングルが基本となる。冬時期の最低温度は8.6度だった。是非ともここのサウナへは冬時期に訪問していただきたい。秋頃はサケ釣りの遠征客が増えるため、水温が18度~20度となって最悪である。また、サウナ室の出入りも激しく、マナーも悪い。せっかくのドライサウナを十分に楽しめない可能性がある。
冬場に高温のドライサウナを10分耐えた後のキンキンに冷えた水風呂。もはや脳は死を覚悟している。臨死体験だ。流氷から真冬の海に落ちた感覚に近い。
休憩用の椅子は全部で6つだが、リクライニングしている椅子は3つ。是非このリクライニングしている椅子で整っていただきたい。目の前にはオホーツク海を埋め尽くしている地平線まで続く流氷。体はあまりの体温変化に限界を迎えている。が、同時にリラックスしてもいるという本来はあり得ない異常事態。想定外の事態。水風呂に注がれる水の音。次第に景色がぼやけ、白の中へ…
ここは私の3年間を支えてくれた、かけがえのない正真正銘のホームサウナです。
3年間本当にお世話になりました。素晴らしい時間をありがとうございました!
男
[ 北海道 ]
枝幸に勤務して早3年。
毎週近隣ののサウナに日々の疲れを癒してもらっていた。
そんな私だが、4月から内地への転勤が決まった。
もう、このあたりのサウナに来ることはないだろう。
おそらく一生。
最後に、日ごろの感謝の意味と私自身の記憶の断片として、忘れないように記録を残す。
ニュー幸林はこのあたりでは一番大きく、立派なホテルだ。
外観、内観ともに豪華で、特に内観に関しては丁寧に清掃が施されており、居心地が良い。中に入っているレストラン「海朱」の料理はどれも安くておいしい。
私のお勧めは1200円の帆立サーモン丼。新鮮でなめらかな帆立とサーモンの舌触りがなんとも心地よい一品。値段以上の価値がある。
サウナに関してだが、ニュー幸林は今年の2月から3月にかけて大規模な改修が入った。期待していってみたが、風呂場は以前のまま。サウナもそのままだ。
サウナ室の定員は5名と狭い。
温度管理もいまいちで下段では足元が寒いほどだ。サウナーなら10分では物足りず、15分~20分ほどかかるのではないだろうか。上段は比較的ましだが、体感温度85度ほど。ぬるいの一言である。個人的にはカビ臭いのが一番つらい。
ただ、私が昔、子供のころに入ったサウナはこんなサウナだったような気がする。暑くてカビ臭くて息苦しい。正直、こんなところに入っている意味が分からなかったが、親父の真似をしてサウナに入っていた。今では立派なサウナーだ。そんな昔懐かしい初心を子のサウナは否応なしに思い出させる。
水風呂は2つあるがどちらも16度~20度程度。ぬるい。ぬるい。
しかし、昔入った水風呂もやはりこんな感じだった気がする。あの頃はそれでも冷たくてひーひー言っていたのに。
特筆すべきは寝られる椅子。これは満点である。天井の景色が回る。回る。
天井から水滴が落ちてくる。うっとおしい。回る。回る。
ここは、昔親父と通っていた小さな浴場の小さなサウナ室を思い出させるサウナだ。サウナ目的で来るとがっかりすると思われる。ベテランサウナーなら、自分で楽しみを見いだせると思う。露天風呂もないので注意されたし。
[ 北海道 ]
北海道を去る前の最後のサウナ旅行。
最後の宿泊先がこのガーデンズキャビンとなった。
結論から述べると,大自然を感じる良いサウナだった。
このカプセルホテルは狸小路にある。奇しくも,ニコーリフレのすぐ近くである。札幌を代表するサウナがすぐ近くにある。なんとも贅沢な立地である。駐車場は,ニコーリフレよりも選択肢が多いため,近くの安いところに適当に止めればよい。一日2000円程度である。
館内だが,築2年ということもあり,清潔そのものである。ニコーリフレは,良くも悪くも「男の巣」という印象だが(それがまた心地よいのだが)こちらは彼女を連れてきてもまず文句は出ないだろう。それほど清潔で,オシャレな空間である。フロントの時点で,サウナにも期待が広がる。
カプセル-ムに荷物を置き,足早にサウナへ。浴場は地下一階にある。
浴場への入場にはカードキーをかざすのだが,わからずに1分ほど自動ドアのセンサーに手を振った。入口のモニターに現在の込み具合が出ているため,人数の目安を知ることができる。
脱衣所は清潔で,製氷機つき給水機がある。さすがにぬかりはない。
浴室に入ると,やはり清潔の一言。広さはやや手狭だが十分。サウナに特化したつくり。無駄がない。
身を清めて早速サウナへ。サウナにはテレビ無し。静かだ。セルフロウリュウできるようになっている。目を引くのは壁につるされている大量のヴィヒタと白樺の木。地下の施設なのに,白樺の森の中にいるようだ。静かで,独特の雰囲気のサウナ室に,自然に包まれていると錯覚させられる。温度はロウリュウ前で90度。フィンランド式ではかなり暑い。白樺の木とサウナストーンにロウリュウする。熱い。しかし,自然の中にいると錯覚しているので変な気分だ。心は,秋に近い白樺の森を感じているのに,熱いのだ。心と体のギャップに戸惑う。しかし,それも心地よい。水風呂は16度とゆっくり浸かれる。
いよいよ休憩。今回,休憩は脱衣所にあるシャワー室で行うことに決めていた。。シャワー室には1つだけ,深々と座れるキャンプ用の椅子と,青く星を映し出すプラネタリウムの装置,小型扇風機がある部屋があったのだ。直観的に,ここで整うべきと感じていた。その直感は,正しかった。休憩すると,瞼の奥に青い光が薄く届き,昔,父親とした天体観測を思い出す。自然と心に感謝があふれてくる。
2セット目も,3セット目も,早くあの部屋へ行きたくてたまらなかった。こんなことは初めてである。鍵付きの個室で整える幸せと贅沢。ぜひ味わってほしい。
ここは地下で大自然を感じる,ギャップに溢れたサウナだ
男
[ 北海道 ]
北海道を離れる前にどうしても行きたかったニコーリフレに今回ついに行くことができた。
場所は,すすきの駅のほと近く。車で向かったが,駐車場探しに苦労した。結局大きいタイムズに止めることになったが割高な料金。止めてから気付いたが,ニコーリフレの向かいや隣に安い駐車場があるので,そちらを利用した方が良い。
館内に入ると,主張の強いPOPがエレベーターまで続く。まるでアダルトショップのようだ。エレベーターで4階へ。ついに,ついに来ることができた。
予約していたカプセルルームに荷物を置き,外で用事を済ませる。外出が自由なのがありがたい。戻ってきていざサウナへ。
男性専用ということもあり,館内はやや特殊なつくりをしている。
いつもは女湯の暖簾があるところにトイレの文字。浴場へはどこから入ればいいのか。途中,ロウリュウサービスのシフト表。一時間に一回らしい。エレガント渡会さんを探すが無し。
やっとロッカールームにたどり着く。ロッカールームは日帰りの方専用のため,宿泊者用のロッカーは7階にある。そうとは知らず,しばし彷徨う。
浴室前に棚が備えられており,どうやらここに館内着を入れるようだ。棚はコロコロコミック3冊でいっぱいになりそうなほど一段が狭い。しかし,確かに館内着を入れるだけならば,これで十分なのだ。
さぁ,ドラマ「サ道」でも登場していた,夢にまで見た空間へと足を踏み出す。さすがに人が多いが,洗い場の数は十二分。体を清めて入浴。これまた男らしい,独特のPOPに解説がデカデカと書いてある。水素風呂?よくわからないが,温度が温く,気持ちいい。
うしろ髪を引かれながらサウナへ。入口の給水機がありがたい。暗い。広い。大きい。目を引くのはライトアップされたサウナストーブ。こんなにも積まれたサウナストーンは見たことがない。
十分に汗をかき,水風呂へ。水が常に流れている。羽衣が作れない。なんと冷たいことか。たまらず寝転がる椅子へと非難。天井が回る。回る。もうここから出たくない。この場所は,完成されすぎている。どんなに混んでいようとも,しっかりと全員が満足できるようになっている。無駄がない。完成されたサウナ。ロウリュウサービスも素晴らしかった。
館内食,休憩所,カプセルルームも素晴らしい。ここにいると,外に出たくなくなる。時間を忘れる。たまにふと,我に返る。ここはどこか,私は何御仕事をしているかと。自問自答しなければ,いつまでもいてしまいそうになるほど居心地がいい。
ここは,間違いなく,男の楽園であり,天国である。
有名な名に恥じぬ,素晴らしいサウナだった。
[ 北海道 ]
北海道を離れる前にどうしても行きたかったこの「メープルロッジ」についに宿泊。
宿泊料金素泊まりで16850円…正直高いと感じた。
しかし,結論から書くと金額分以上の価値がここにはある。
道央道を岩見沢でおり,雪道を走ること10km。薄暗い闇の中にオレンジ色にライトアップされた大きな建物が見えてくる。何度も写真で見たメープルロッジだ。
正面で記念撮影し,館内へ。
素泊まりでの宿泊だったが,館内で夕食を取ることができた。レストランの接客は丁寧すぎるほど丁寧で恐縮する。
部屋は木目調のツインルーム。水のサービスやウェルカムドリンクがうれしい。
早速バスタオルをもって大浴場へ。
浴室へ入ると,洗い場6個の内の半分が故障しているため,大変込み合っていた。8時以降は宿泊者限定だが,それまでは日帰りのお客様もいるとの説明を思い出す。
身を清めてからヒノキの湯へ。宿泊者は,シャンプーバーから好きなシャンプーを選んで持ってゆける。おしゃれな香りを楽しみながら,いよいよ念願のサウナへ。
サウナは都連風呂の先の屋外にあった。寒い。もう12月,日も落ちて氷点下の外気が針のように突き刺さる。慌ててサウナ室へ。
サウナ室の定員は6名。地元の人が多く,ガンガンロウリュウし,話し声も大きい。3セット行ったが,正直,落ち着かなかった。
夕食を取って22時。再びサウナへ。
誰もいない。貸し切りの大浴場がそこにはあった。
洗い場も,ヒノキ風呂も,露天風呂も,そしてサウナも。
何という贅沢。何という全能感。
小走りでサウナへ。我儘にロウリュウする。
そして混んでいて遠慮していた水風呂へ我儘に浸かる。氷点下の外気にさらされた水風呂。冷たい。
見上げると満天の星空。下には白。雪。
何という幸福感。何という感謝。
これほどまでに我儘になっていいのだろうか,これほどまでに自由になっていいのだろうか。
生まれ故郷北海道からの最後の贈り物のサウナと幸せな時間でした。
男
[ 富山県 ]
ウォータースライダーがあるサウナ。
初めて知ったときは衝撃を受けた。何というインパクトか。
サウナ―として,一人の男として,体験しておかない手はないと強く感じていた。
駐車場が非常にわかりにくい。Googleマップに到着したと言われても到着せず。仕方なく目視で探すと看板が。看板を見つけてからもパチンコ屋やマンションに阻まれ10分。ようやくたどり着いた。ダイソーの向かいから入れるので,ダイソーを目印にするとよいかもです。
早速中へ。入った印象は,昔ながらの銭湯。並んだ自販機,謎のクレーンゲーム機,茶色の長椅子,番台を挟んでの男女の暖簾がお出迎え。料金は550円。安い。早速浴室へ。
浴室は銭湯とプールを足したような雰囲気。露天風呂にはあまり広くない2つの浴槽。洗い場の数は十二分。そして左手。ウォータースライダー。二階にはサウナ。魔王の城のようだ。
体を清めて入浴。浴槽の種類が豊富で飽きない。が,どこかプールのようで落ち着かない。入浴もほどほどにサウナへ。
サウナ室には12分計はあるが温度計は無し。体感は温く,80度から85度といったところ。テレビの音量が大きい。サウナ室の壁は石造りで洞窟の中でサウナに入っているような感覚。これは珍しい。
サウナに入っている最中もウォータースライダーのことが頭から離れない。かつてこんなに水風呂を楽しみにしたことはない。サウナ室に入る前に下調べしたが,ウォータースライダーの横のスペースは泳げるようになっていた。公然とフルチンで泳げる日が来ようとは。しかもこの歳で。そしてフルチンでウォータースライダーを滑れる日が来ようとは。
駄目だ。もうウォータースライダーのことしか考えられない。
サウナ室を出てかけ湯をしてウォータースライダーへ。サウナで火照った頭で必死にスピードをコントロールする。思った以上に速い。そして,思った以上に長い。なんとも不思議な感覚。バックトゥーザフューチャー。きっと未来へ行ける。
出口。勢いよし。入水。鼻にも入水。懐かしい痛み。
そのまま泳ぐ。水温は温い。
ここは,昔通っていたプール。遊び疲れて浮島で漂ってまどろむ。そんなサウナです。
水温は水風呂も含めて大変温いです。また,時間帯によっては子供がスライダーを占拠していますので,時間も気にした方がよいです。また,安全確認にも注意が必要です。整いに行くというよりは,サウナ後のウォータースライダーという無二のアクティビティーを経験するために行くという感じです。
ウォータースライダーのスピードが速く,減速しないと危険な点と,スライダーの出口のところが思ったより浅い点だけ注意です。
男
[ 富山県 ]
到着すると,看板の鮮やかなネオンライトが目を刺激する。
写真で何度も見た看板だ。ついにこれたのだという実感と共に少しの緊張を感じる。
料金は3時間で1100円。館内着やタオルもついてこの価格は安い。
館内に入ってまず感じたのは施設の広さだ。案内マップを見ると,浴室以外にも休憩所やカプセルホテル,食事,漫画,麻雀…
何でもあるではないか。サウナ―はもちろんサウナにあまり興味がない人も十二分に楽しめる。休憩室でテレビが並んでいる様は圧巻。テレビをザッピングする必要がない。何と頭が悪く,何と頭がいいシステムだろうか。オリンピックの数試合を同時に参観できるとは,かなりの贅沢である。漫画も「呪術廻戦」「チェンソーマン」「東京卍リベンジャーズ」と,話題の漫画がずらり。この辺にも手を抜かないあたり,流石である。
期待を胸に浴室へ。窓の外にもスペースが見える。しかし,浴槽は見えない。露天風呂?いや,外気浴のためだけのスペースが外にあるのだ。そして有名な水風呂。足早に体を清めて浴槽へ。広さは十二分。何と優しいお湯か。温度も何とも言えず心地よい。疲れがお湯に溶けていく。このままお湯に浸かっていたいが,駄目だ。何しにここに来たのか。のぼせるわけにはいかない。切り上げて念願のサウナへ。
サウナ室の印象は,広い。三段。20人は裕に入るだろう。広いのに,熱い。それだけで素晴らしいものだとわかる。様子見で中段へ。しかれている白黒のマットの上に座る。何人かがサウナハットをかぶっている。ここは,サウナの入口に貸し出しサウナハットがある。売店でもシリアルナンバー入りで売っているらしい。
しばらくするとオートロウリュウが始動。熱い。熱い。気持ちいい。
きっちり10分入り,水風呂へ。
これは,,,素晴らしい。。。
水が,柔らかい。素晴らしい。温い。素晴らしい。
引水する。溶ける。漂う。溶ける。
水風呂の水質がこんなに大切だとは。素晴らしい。
いつまでも漂っていたいが,理性を何とか取り戻し,外気浴へ。
外気浴のためだけに外に露天風呂程度のスペース。そして簡素な日本庭園。
何という贅沢。蝉の声。
2セット目も終えて3セット目。念願のロウリュウ。
時間が決まっているロウリュウに人が押し寄せサウナ室はほぼ満席。
始まるころにはすでに8分が経過。限界が近い。
ロウリュウは全員に3回仰ぐのを3セット。熱い。最高。
ただ,もう限界。2セット目で断念。水風呂へ。渇きをいやす。
ここは,命の源,アルプスの水を感じるこのができるサウナ。
無粋な清涼飲料水など必要ない。純粋なサウナ。無欲のサウナ。
男