しぶゆ~

2023.01.27

1回目の訪問

日本にわずか3カ所しかないという噂のボナサームサウナ。
椅子内に熱源を格納するこの方式は、空気の対流をスムーズにし、上段と下段の温度差を少なくできるとされている。富山県は希少なボナサームサウナを「ゆ~ゆうランド・花椿」とこの「光明石温泉 呉羽の湯」の2か所に有している。
このうち、「ゆ~ゆうランド・花椿」の方は積極的に希少性をアピールしているため、県内のサウナー界隈では有名である。しかし、あまり知られていないがこの「呉羽の湯」のサウナも紛れもないボナサームサウナである。富山県内でボナサームサウナを味わいたいのであれば、南砺市にある花椿よりも富山市内からほど近い呉羽の湯の方がアクセスが容易である。

呉羽の湯の駐車場は広く、余裕をもって注射することができる。館内は開けた待合室のみというシンプルなつくりで、温泉というよりも銭湯といった雰囲気である。シンプルゆえに館内は清潔で居心地が良い。
浴室は日によって入れ替わる方式で、「たてやま」と「つるぎ」の湯がある。どちらであってもボナサームサウナを味わうことができるが、個人的には「たてやま」の湯の方が当たりである。

たてやまの湯では、広い露天風呂スペースの屋根の下に3脚の椅子があり、十分な外気浴スペースが完備されている。対して、つるぎの湯では露天風呂スペースに屋根がなく、整い椅子の数が2脚と少なくなる。整いの精度を上げるのであればたてやまの湯一択となる。ただし、実際に行ってみるまでどちらの湯に入れるかがわからないのが玉に瑕である。

サウナ室に入るとミストサウナかと思うほどの蒸気を感じる(実際私は最近までミストサウナかと思っていた)。ボナサームサウナの構造上、熱源を直接視認できないので、蒸し風呂かと錯覚する。ただ、温度は十分に高いため、不思議な感覚に陥る。脳はそこまで暑くないと知覚するが、実際の室温は高いのだ。そのため、苦も無く長時間、十分な発汗を行うことができる。熱と蒸気はどうやら最上段の椅子の上から出ているようである。サウナ室は余裕を持って入れるほど広い。

水風呂は浅くて広いが、サウナの利用者に対して冷却が追いついておらず、常にぬるい。しかし、足を伸ばせるため、ゆっくりと体をなじませることができる。

全国でも希少とされるボナサームサウナ。その不思議な居心地の良さをぜひ味わっていただきたい。

しぶゆ~さんの光明石温泉 呉羽の湯のサ活写真

  • サウナ温度 85℃
  • 水風呂温度 18℃
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