オホーツク温泉ホテル日の出岬
ホテル・旅館 - 北海道 紋別郡雄武町
ホテル・旅館 - 北海道 紋別郡雄武町
いよいよ枝幸町を後にする日が来た。毎週お世話になったこのサウナとももうすぐお別れだ。同僚との別れよりも何よりもこのサウナとの別れがつらい。そんな素晴らしい私のホームサウナの魅力をより多くの人と共有したく、ここに記す。
まず、いつも私が行っていたサウナルーティーンを紹介する。ご飯は雄武町にある「かどや食堂」の餃子定食980円か生姜焼き定食1180円を食べてからサウナへ向かう。ここの食堂の定食は本当においしい。是非一度ご賞味いただきたい。気分を変えたい場合は「ひまわり」のチキンカツ定食1200円、または「ホテル日の出岬」の竜田揚げ定食1080円。3年間毎週のように食べたが、飽きることはなかった。
この温泉のサウナは間違いなく、「宗谷一」のサウナだ。私が太鼓判を押そう。魅力は、とにかく温度が高いことにある。私が体験してきた中では一番のドライサウナだ。
備え付けのサウナマットを借りて入る、10人は入れる十分なサウナスペース。大型のガス遠赤外線ストーブ式のサウナである。温度計の値はいつも90度程度だが、体感温度はそれ以上。下段で10分、上段では8分程度でギリギリの限界を迎えてしまう。このサウナの体感温度を味わってしまったら…もはやそのあたりの生ぬるいサウナでは物足りなくなる。遠赤外線による発汗と心拍数の上昇。まさにドライのサウナの醍醐味を味わえる。
水風呂は水道水垂れ流しで、2人は入れる広さだ。夏時期だと水温は12~16度、冬時期だとシングルが基本となる。冬時期の最低温度は8.6度だった。是非ともここのサウナへは冬時期に訪問していただきたい。秋頃はサケ釣りの遠征客が増えるため、水温が18度~20度となって最悪である。また、サウナ室の出入りも激しく、マナーも悪い。せっかくのドライサウナを十分に楽しめない可能性がある。
冬場に高温のドライサウナを10分耐えた後のキンキンに冷えた水風呂。もはや脳は死を覚悟している。臨死体験だ。流氷から真冬の海に落ちた感覚に近い。
休憩用の椅子は全部で6つだが、リクライニングしている椅子は3つ。是非このリクライニングしている椅子で整っていただきたい。目の前にはオホーツク海を埋め尽くしている地平線まで続く流氷。体はあまりの体温変化に限界を迎えている。が、同時にリラックスしてもいるという本来はあり得ない異常事態。想定外の事態。水風呂に注がれる水の音。次第に景色がぼやけ、白の中へ…
ここは私の3年間を支えてくれた、かけがえのない正真正銘のホームサウナです。
3年間本当にお世話になりました。素晴らしい時間をありがとうございました!
男
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