【閉店】旭鉱泉湯 8条プレジャー
温浴施設 - 北海道 旭川市
温浴施設 - 北海道 旭川市
夏休み、長めの道内サウナ旅。後半は道北「サウナシティー」旭川へ。
昔からサウナが盛んな旭川から、長い歴史を持つ施設が一つ消えようとしていると聞き訪問。そこはまさに、地元に愛される昭和のザ・カラカラサウナだった。
旭川駅から買物公園(歩行者天国)を北へしばらく歩き、旭川市役所の北側ほど近くの交差点角にそれはある。1階が銭湯「旭鉱泉湯」、2階がサウナと家族風呂「八条プレジャー」。番台でサウナ料金を支払い、貸しタオルとロッカーキーを受け取って階段を上る。
上りきって壁に貼られた閉館予告の張り紙を読む。その歴史は何と102年! 旭川で少年時代を過ごし野球場や通りの名前にもなった、かのスタルヒンもここで汗を流していたとは。サウナは後にできたとしても、十分旭川の近代歴史遺産として通用するのではないか。コロナも少なからず影響し、今月末で営業を終えるのが非常に惜しい。
サウナ室「メトスサウナ」に入り、脱衣・休憩スペースからガラスで仕切られた浴場を観察する。
洗い場は5人分。小さめの3つの浴槽は左から順に、ジャグジー風呂、ぬるめのジャグジー水風呂、ジャグジーより冷たい水風呂が並ぶ。
そしてサ室。10人が座れるひな壇に向かい、電気・対流式ストーブが鎮座する。丸型ストーブとは珍しい。天井には小型のテレビがある。14時開店後の昼下がり、先客がだれもいない中、温度は絶好調の100度カラカラ。しばらくこの浴場を独り占めできることに幸せを感じながら2セットほど過ごすと、年配の方々が次々と浴場に入ってくる。地元住民に愛される社交場である雰囲気がよくわかった。
この後別のサ活があるためさっくりとサ活して出てきたが、日本のそしてサウナの原型を体感できた小一時間であった。
これを楽しめるのはあと2週間ほど…
男
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