戸越銀座温泉
銭湯 - 東京都 品川区
銭湯 - 東京都 品川区
ナカジマ 26.4.16
猛暑が続く日々だが、ここ最近は幸運にも
オフィスワークが続き、冷房の効いた部屋に
一日中閉じこもって仕事をしている。
四連休前日、今夜は比較的涼しくも感じる気温。
夜の散歩も兼ねて金春湯へいこう。
意気揚々と飛び出し、到着したはいいものの
サウナは5人待ち。そこまで待ってはいられない。
ちょっと足を伸ばして、先日遊び歩いている時に
見つけた戸越銀座温泉に向かった。
受付で番頭さんに
「ちょうどサウナが今1人空いたので、
追加料金250円です。」と言われ、
タオルとサウナキーを受け取る。
グッドタイミングだ。
浴場から眺める壁には、富士山を望む海岸の絵。
左下、「ナカジマ26.4.16」の文字。
帰り際に番頭さんに聞いたが、
これはナカジマさんというお客さんが
描いてくれた絵だという。
7年が経って所々剥げている様は、
火山灰が降り注ぐディストピアな雰囲気を醸している。
もちろんナカジマさんの本意ではないだろうが。
体を清め、サウナへ。
上段3人、下段に5~6人が座れる程度だろうか。
室温は90℃だが、湿度が高めで発汗力抜群。
サウナマットの交換頻度が低そうなのは難点。
しっかり蒸され、水風呂へ。
18℃、ジャグジータイプのため体感は
かなり冷たい。凄くいいぞ。
高湿度90℃、ジャグジー18℃は
僕にとっての黄金比かもしれない。
2階、露天風呂×外気浴スペースは5人ほど座れる
コンクリートと、ととのいイスが2脚。
壁から天井は木製の板でカーブを描いた、
モダンかつ暖かみのある雰囲気。
天井の木を眺めていると、まるで体育館の床のような
いや、趣ある表現をするならば、
キャンプ場のバンガロー、2段ベッドの上で
寝転がっているかのような感覚。
今年の夏も、キャンプに行きたいな。
水風呂、サウナ、外気浴三拍子整っているだけでは無い、
なんと浴槽は天然の黒湯だ。
ほぼ毎日通っている、近所の天神湯、
先日行った武蔵小山の清水湯、
どうやら品川区の源泉は黒いらしい。
温泉大国である長野県出身者としては
源泉かけ流しかどうかは見逃せないところだ。
代案としてやってきた戸越銀座温泉の
凄まじいポテンシャルに触れ、とても愉快な帰り道。
行きつけを持つことも大事だが、
新しい場所に足を運ぶのも有意義だな。
新しい人生は、ほんの小さな積み重ねから
生まれていくのかもしれない。
そんなことを考えながら歩く。
ニーナ・シモンの『Feeling good』を聴きながら
歩いた距離 2.4km
男
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