武蔵小山温泉 清水湯
銭湯 - 東京都 品川区
銭湯 - 東京都 品川区
紅芋の中は黄金色
凝った水風呂に入りたい。
今日は何故かそんな気分で、
しきじや湯らっくすのような極上水質は
都内ではまず望めない。
諸々調べた結果、清水湯の水風呂は
天然温泉を使用、なにより黒いだと。
ビリヤニを食べて、すぐに支度した。
家を出た瞬間にモワッとした熱気が全身を包む。
クーラーの効いた部屋で冷えきった身体は、
10分もすれば汗でベタベタな仕上がり。
子供の頃といえば一日中遊び回って汗でグシャグシャになろうと構わなかったが、なぜだろう。いつからか不快の対象になってしまった。(サウナでかく汗は別)
五反田駅から池上線に乗り、戸越銀座で降りる。
ぶらぶらと商店街を見て周り、
17:30に清水湯到着。
下駄箱が最下段しか空いてない。相当混んでいる。
受付でも「サウナ混んでますよ〜」と言われ、
すぐに臨戦態勢に切り替える。
内湯は大きめで、電気風呂とジェットバス。
露天は2種類あり、内湯と同じ黒湯と黄金湯。
なるほど確かに黄金湯だなと思えるほどの黄金色。
そしてお目当ての水風呂も底が見えない黒さ!
いずれも都心で珍しい天然。これは楽しみだ。
身体を清め、早速サウナへ。
首からぶら下げたサウナキーでドアを開けると、
中は密密密な空間。何だか汗臭い。
フロントで受け取ったバスタオルを敷いて座る。
湿・温度ともにかなり好みな設定。
誰かが入退室をする際に冷気が気になって
しまうほどのコンパクトさは難点。
10分経ってお待ちかねの水風呂だ。
バイブラで常に水流があるため、
高めの温度設定ではあるが体感は冷たい。
なによりこのアブノーマルな黒い水がまた良い。
水深も88cmと、肩まですっぽり浸かれる。
ただ、どう頑張っても4人が限界のキャパなため、
今日ほどの混み具合だと芋洗いが常だ。
外気浴スペースは外のととのいイスで。
竹が何本かそびえ立っているのも趣きがある。
よく歩き回った日は特に脚が気持ちいい。
初夏の夕方、昼と夜との境目を、最適な気温、
ディープリラックスの最中に迎える。
あまりにも混んでいたため、早々に上がった。
18:10、サウナ飯をどこにするかは決めていた。
少し歩いた先にある麺や一途。
月替わりメニューの濃厚トマト拉麺は絶品で、
〆にはライスを投入してリゾットにできる。
マップを見ると、自宅まで3キロほど。
夏の商店街、個人的にぴったりなメロディーは
小袋成彬の『selfish』
良いサウナに出逢えた充実感で胸がいっぱいだ。
帰ってから結局シャワーを浴びたけれど
歩いた距離 2km
男
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