ドシー五反田
カプセルホテル - 東京都 品川区
カプセルホテル - 東京都 品川区
スローなズシにしてくれ
サ道2021、昨日は激戦区である錦糸町の黄金湯。
気持ち的には放送直後すぐにでも行きたい
ミーハーではあるが、約束された芋洗いに
飛び込むのはナンセンス。
今日はCINEMA AMIGOで映画を観るため逗子へ。
大船で鰻を食らい、眠たい映画を観たあとは
逗子海岸をぶらぶら散歩。
見るからに横乗りなムード、外国人も多く、
どこか異国へ迷い込んでしまった気分になる。
しばらく尾を引いた梅雨、暗い社会情勢、
諸々の鬱憤を晴らすには広い海が最適だ。
夜、横浜で寿司をつまみ、総武線で品川へ戻る。
駅に降り立ち、迷わず山手線に乗り換えた。
あれだけ潮風にあたったのだ。
しっかり自分から“潮”を出さなければならない。
となれば向かう先は一つ。
すっかりホームサウナ認定した(僕の中で)
ドシー五反田だ。
到着は20:50、1時間コースで
ちょうど閉店となるベストタイム。
下駄箱には5足ほど。
サ道放送後日だ、今日は忙しかっただろう。
早速1セット目、2段目角に腰かける。
先にいた30代くらいの御仁がロウリュ。
じわりじわりと熱さが迫るこの感覚は、
きっとこの先いつになっても快感でしかないのだろう。
外気浴スペースは1階へ上がる。
蒸し上がり後の酩酊したような千鳥足、
濡れたスリッパでこの階段を登るのも些か危険だ。
いつかやらかしてしまいそうな気がする。
そんなことを考えながらも、多幸感が身体を包んでいる。
毎度の事ながら、五反田の夜は賑やかだ。
煙草のケムリ、客引きや嬢たちの喧騒。
この生温い気温でも、身体に付着した水滴が
蒸発する気化熱が実に心地よく、
そんなことは気にならない。
2、3セット目ともなると、もう貸切だ。
躊躇いなくセルフロウリュを5杯、最上段へ。
しきじの薬草サウナを彷彿とさせる熱気。
ドシー五反田の真髄は、サ室が多段であるために
温度調節が容易なことだ。
5分ほどですっかりでき上がるのも
最上段の強みだ。時間をかけるのではなく、
いかにして多く汗をかけるかが整いへの道だ。
例によってウォーターピラーは10℃→アンビエント
ここではこれが最適解。
帰り道。初夏の生暖かい夜風に、
身体からじっとりと汗が吹き出る。
こうなればとことん暑苦しく、
耳のお供は南佳孝『スローなブギにしてくれ』
いいや、今日の気分でいえば
“スローなズシにしてくれ”
と言ったところか。大分くだらないな。
歩いた距離 1.2km
男
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