グリーンサウナ
温浴施設 - 沖縄県 沖縄市
温浴施設 - 沖縄県 沖縄市
50m先を右に曲がる、という看板を見て引き返す。
坂を下って駐車場を横切ると、趣のある建物が目に入る。非常に非常口感のある入り口から入ろうとして、先程の看板があった建物の裏側だと気づく。看板の50m先右折は駐車場の事で、徒歩の自分はそのまま階段を降りれば良かったのだ。
フロントにはおばちゃん2人が待ち構えていたので、金にモノを言わせて(1300円)入場する。
どこか鄙びた感じのあるロッカールーム。大小タオルとサウナパンツ、バスローブはここの棚からご自由に、のスタイル。多少の緊張感を持って浴場に入ると、午後イチの太陽が浴場に降り注いでいた。広めの窓には遠慮がちにブラインドがかかっている。壁面に並んだカランの上部はガラス張りになっており、隣の休憩室が見えるのが面白い。
体を手早く清めてサ室へ入ると、常連らしき方々が腰タオルで蒸されている。用意していたバスタオルを同じように腰に巻き1段目に座る。TVではサンタクロースの話。皆、一様にマナーが良く、一言も話さず食い入るように見ている。この感じは、自分も含めアラフォーの紳士が好む昭和サウナだ。湿度も十分あって入りやすい。自分が今まで行った施設だと、改装前のサンデッキが一番近いかもしれない。
長めに蒸されたあとは、スイッチでON-OFFが出来るシャワーで汗を流し、冷たい方の水風呂から入る。水面に反射した日差しが天井で揺らめく。この水はどこから引っ張ってきているのだろうか?やたら透明感があって気持ちいい。お次はもう一つの水風呂へ。冷まし湯よりは少し低めの温度だが、間違いなくはしごして気持ち良くなる温度だ。
2セット目と3セット目はストーブ脇上段。背面に掲示されているサウナの説明をじっくり読む。サウナストーブはフィンランド、カスター社製。かの有名なあそことあそこにあるストーブと同じ製造元だ。何となく胃薬っぽいけど、すげえぜ。カスター社。
風呂上がりにバスローブを羽織り、休憩室へ。左手にはリクライニングが並び、右手は軽食スペース(喫煙可能)。カウンターのおばちゃんからオロナミンCを相応の代金で購入し、一服。2時間でも3時間でもゆっくり出来そうな感じだが、ここは地元の常連さんのホームサウナ。長居は無用の介。
帰りに奥の部屋を覗くと、スクリーンとプロジェクター付の部屋。夜毎に開催されている(もしくは、されていた)であろう上映会を想像しながら外に出る。坂の途中で振り返ると、いつか映画で見たような沖縄の風景が広がっていた。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら