サウナ&カプセルミナミ学芸大店
カプセルホテル - 東京都 目黒区
カプセルホテル - 東京都 目黒区
2階に上がった瞬間に「しまった」と思った
クラシックスタイルな小汚い銭湯やサウナには慣れていたもののここの衛生面はそれらよりもさらに群を抜いていた
ドア常時オープンでトイレから丸見えのトイレ。原色のロッカー、トレーニングルームの片隅に急に現れる食堂。4階建てのその建物はさながら九龍城を彷彿とさせた。
案の定、バキバキにガラスにヒビが入ったサウナを前に僕は一抹どころではない不安を抱えながら、サウナに入っていくのだが、ここから、予想外の展開が待ち構えていた。
#サウナ
ここまでマイナスの要素しかなかったこの施設だが、サウナ室に入った瞬間その評価は180度覆った。
アツい。めちゃめちゃアツい。
温度計は100度を指しているが、それ以上の温度に感じるほどのアツさ。
電気式ストーブはぶち壊れんばかりに轟々と音を鳴らしていて、これは1周(12分)は無理だということを瞬時に悟った。
さらに、この衛生面と1980円という少し高めの金額設定のせいか、サウナブームのこのご時世にも関わらずサウナ室はガラガラ。一時はサウナ貸切状態になるという超贅沢な状態に。案の定私は12分計が8分を回ったところでサウナ室を出た。
#水風呂
水風呂はバイブラもクソもない、オーセンティックな水風呂。17度を指す水風呂だが、灼熱のサウナの後ではそれでもかなり冷たく感じた。
#休憩スペース
かつてそこも湯船だったであろう場所のお湯が抜かれており、その中にととのい椅子が2脚設置されていた。さすがに外気浴はできないか...と半ば残念な気持ちのまま椅子に座ろうとしたその時に一陣の風が通り過ぎた。
「開いている...!」
椅子がある場所の真横の窓が良い具合に開いているのだ。
窓側の椅子に座れば、それはもう外気浴をしているも同然なのだ。
久々の暴力的なアツさにすっかり心を奪われた私は清々しい気持ちで風呂場から出てきて、無料のキンキンに冷えた水を飲み干した。(部活で使うような水飲み場)。
それまで汚なくて耐えられないと思っていた施設すら、心なしか綺麗に見えてくるものだから、現金なものである。
ちなみに中は、カプセルホテル形式で、館内着とタオル(小、大)。移動用パンツなどが付いてくる。
手ぶらでここまでぶっ飛べるのは素晴らしい!
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