なおぴー

大雨の中入館。
が、いつもより暑く感じるサウナを出て外気浴に向かうと、丁度小雨になっており、梅雨サウナを存分に楽しめた。

ここは地元人気が高く、平日でも結構混んでいることが多いが、雨の日は空いている率が高いかもしれない。

3脚あるデッキチェアで存分にととのうためには、雨の日を狙うのがオススメ。

高温サウナと唐辛子水風呂の落差が良い。
外は蒸し暑かったが、風が心地よく、時間を忘れて寛げた。

2セットキメて4階リラックスラウンジに移動。
テルマー湯の魅力はなんと言ってもラウンジ。

グレープフルーツの香りに癒されながら至福の時間を過ごせた。

このサウナは、俺の理想からかけ離れている。

しばらくぶりに2度目のマルシンスパ。
時間によってサ室前にはいつも列が出来ているし、入ってもすし詰め状態。
シャワーも空きがないことがある。
休憩時には深めのデッキチェアがないため、ととのいにくい。

北欧やスパレスタにある「ゆとり」が、ここにはないように感じる。
なんというか、色々とせわしないのだ。

しかし、魅せられる。
巨大なサウナストーンを男達が囲むあの雰囲気。
ストーンがラドルいっぱいのアロマ水を受け止めて昇る蒸気。
深くて広い、ベストな温度の水風呂。

そして、外気浴。
この音、風、夜景はここでしか味わえない。
全てが絶妙に調和して至高の時間を作ってくれる。

アクセスも良くないし、条件だけ書き連ねると微妙な点ばかりなのだが、実際のマルシンスパは、マルシンスパにしかない不思議な魅力に溢れている。

何故か惹き付けられてしまう。
多くのベテランサウナーがファンであり続ける理由が、今日わかった気がした。

帰り際、京王線の走る笹塚の街を見下ろし、
自分はまた絶対ここに来てしまうだろう、と思いつつ帰路についた。