2021.04.11 登録
[ 長野県 ]
オープン初日。
スポーツクラブに元々あったスパを改造したらしく、予告チラシなどを拝見する限り、かなりサウナに力を入れている印象だった。
家から一番近いこともあり、もし良い施設だったらホームサウナになり得るかもしれないという、サウナーとしても滅多に経験しないであろう特別な1日だった。
入り口を入り靴箱の鍵を預けると、提携店の川中島温泉テルメドームと同じ様にフロントでロッカーキーを渡されるシステム。
そしてここで渡されたロッカーキーなのだが、何と、1137番であった。オープン初日にこんな奇跡的なことがあるのであろうか?
オープン記念かなんかで全部の鍵1137番キャンペーンでもしているのかと半信半疑で周りを見渡すが、正真正銘ワイだけ1137番であったのだ。
この時点でワイはサウナのセッティングが如何であれこのサウナに足繁く通おうと誓っていた。ワイはチョロい資本主義社会の消費者であった。
そしてウキウキしながら浴室に入る。浴室は内湯と外湯で入り口が分かれており、今回増設されたロウリュサウナは外湯にあった。元々あった内湯のサウナには1回入ったことがあったので今回は外湯に直行。
丁度30分おきのオートロウリュのタイミングで入る事ができた。正直ワイはオートロウリュというものをナメ腐っていた。
勿論あるに漉したことはないのだが、やはりアウフグースは別格としても、オートロウリュは湿度と温度を上げるだけで別にそんないらないかなぁ、、ワイはオートロウリュある無しでサウナを選ぶ男ではないと謎にキモいプライドを持っていた。
しかし、それが灼熱熱波と共に吹き飛ばされたのである。熱い。熱すぎる。最上段のど真ん中に座っていたのだが、複数回に分かれてロウリュ&長時間ブロワーの波状攻撃をマトモに食らった。
周りの同胞達も意図していなかったようで、続々と顔を歪めながら出ていく。まさに灼熱地獄だった。
ワイもタオルを顔から垂らして何とか顔面と乳首を守る型にトランスフォームしたが、結局耐えれずに退散。横のバイブラ水風呂でずっと浮いていた。全身にはアマミがビッシリと出て、茹でダコになった状態で外気浴。整うという言葉も浮かばない程に夢遊していた。
結局2セットでもう満足し、帰ることにした。
帰っている途中、バナナマンの日村がロケをしていた。僕はバナナマンはラジオを聞くほどのファンであるのだが、その時僕はまだトランス状態であったので、日村を見た所でテンションが上がることもなく、ただ日村の後ろの刈り上げの美しさに感嘆していた。やはりテレビに出る芸人ともなると刈り上げもここまで美しくなるのだと、ぼんやり眺めながらチャリを漕ぐ。