南柏天然温泉すみれ
温浴施設 - 千葉県 流山市
温浴施設 - 千葉県 流山市
千葉県柏市。
茨城方面からは「千葉の渋谷」と称される
独自のコミュニティを形成している街。
何を隠そう約2年、柏に住んでいたことがあった。
東京にも常磐線でアクセスがよく、
住みやすい、郊外のオアシス。
そんなオアシスに、
あたたかい源泉が湧き出したというので
訪れてみた。
南柏天然温泉すみれ
可愛い名前からは想像し難い
強烈なロウリュを擁したサウナ。
思えば千葉には強烈なオートロウリュが
他にもある。
そう。南柏からも目と鼻の先にある
スパメッツァ。ドラゴンがおわすサウナだ。
チーバくんの優しい微笑みからは
想像もできないくらい、千葉県のサウナは
ストロングタイプである。
すみれのロウリュは初体験だった。
身体を清めて「どんなもんだい」と乗り込んだ
サ室の3セット目。
ついにオートロウリュと初対面。
オートロウリュ中の感想は
「え、いつ終わるの?これ。ねぇこれいつ終わるの?」と思ってから、なお、2分くらいは高音熱波がサ室を充満していた。(肌感覚)
柏の熱波に慣れた、常連様と思しき
妙齢の男性は、ジタバタすることなく
静かにサ室に鎮座しておられた。
かっこええ。
おれはサウナの中にいる
ベテランサウナーにひたすら憧れてしまう。
皆、一様に憂いを帯びながら、
熱気も帯びている。
そんなことを考えながら、
精一杯熱波に耐えた
今日は寒かったので、外気浴はせず
室内のととのい椅子にて休憩。
柏に住んでいたのは
新入社員の頃だった。
怖い上司だったので、
苦々しい記憶も多い柏。
仕事に行くのが嫌で、たくさん泣いた。
柏を出られる時は本当に嬉しかった。
でも、すみれのストロングオートロウリュは、
苦々しい記憶さえも忘れさせてくれるほど…
熱かった。
今日で柏という街への感傷はおしまいにしよう。
男
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