東京荻窪天然温泉 なごみの湯
温浴施設 - 東京都 杉並区
温浴施設 - 東京都 杉並区
ジェットの噴射口に腰を当てる中年、腰痛治療のため整骨院で強力な電気を受けたその直後。
いつ腰がピキッてもおかしくないと、そろりジェット湯を抜け次なる風呂へと歩みを進める。
『15.8度』と表示された水風呂が視界に入り、つい先ほど交わした院長先生の言葉が脳裏をリフレインしつつ炭酸泉に入り浸かる。
そんな〝なごみの湯〟での1日がスターツです。
#さかのぼること1時間前
腰に電気を受け「アババババ…!」と悶絶して、感電に慣れた頃合いで現れた院長先生に一応サウナは入ってよいものか質問を投げかける。
「サウナはともかく水風呂がいいわけないですよね」
そりゃそうだ、スポーツ時におけるアイシングとはワケが違い、この場合急激な温度の変化が腰にいいわけがない、下手すりゃ腰が抜ける。
さてはてどうしたものかともう随分と高濃度炭酸泉。
#実行
大好物のボナサウナで汗をかき、掛け湯を終え、再び水風呂が視界に入る。
何度だって脳裏をこだまする「いいわけがない」との教えを守り、その日は寒水に浸かることなく、桶で何度か水をすくいそれを頭にブチ撒けるまでに留めておく。
その物足りなさを他で補おうと冬場は寒くてめったに立ち入らない外気浴エリアのイスに腰掛ける。
炭酸泉で考えた『No水風呂大作戦』が予定通りビシッと決まり、あとはその効果を待つだけだと、サウナ終わりの荒れた呼吸を整える。
「あぁ〜…」
「あぁぁ〜…」
「あぁぁぁ〜…」
「うひょ〜!…全然物足りない☆」
#糖薬
サウナ終わりで腹を空かせた中年は品数豊富な超得ランチだけに飽き足らず禁断の甘物に手を出す。
「なんだったらもう1本…」
その中毒性の高い白き物体の全容は勿体ぶって以下以降。
#やらない人間
「いや、ノーパソ持ってきてるから!ちゃんと作業やっから!」
そうわかっているのに人は何故リクライニングに腰掛けるのでしょう、そして何故人はちょっと10分だけのつもりが相撲を観つつ3時間も寝ることが出来るのでしょう。
#やる人間
「いやだから、おっもいノーパソ持ってきてるから!マジでちゃんと作業やっから!」
…と、爆睡を経て遅ればせながらワーキングスペースでのパソコン作業に取り掛かる。
ちょっと凝ったものをと日々没頭するがコレがなかなか終わりゃしない。
「完成が先か、意欲が失せるのが先か、はたまた腰の爆発が先か…」
いやいや腰の爆散だけはマジ勘弁と最後は露天のつるつる温泉で腰を労わる中年、時間はまもなく午前様。
気が付けば滞在すること約半日、深夜帯における追加料金が発生しない内に足早に退散することとするドケチ中年。
ではでは
そう、そうなんです!なんなら前夜の段階から「作業前はサウナ軽めにして…」とか「腹一杯だと作業に支障をきたす…」とか細かく考えているのに、実際蓋を開けたらあんなんなってました…取り掛かってしまえばコチラのもんですが、そこに辿り着くまでが腸難しい!
寒暖差で腰がびっくりしちゃって、下手すれば腰が抜けるらしく、水風呂で絶命するわけにはいかないのでサウナと外気浴で乗り切りましたが物足りなさが半端なかったです☆心身共々ボロボロですが、でもまぁ長生きもしたくないので別にいいです☆
フィンランドスタイルとはそういうものなのですね!中年はてっきりサウナ終わりに現れたムーミンを道連れに湖にマッハで突っ込むものだと勘違いしてました。電気風呂に挑戦しようと思う度、映画グリーンマイルでのワンシーンを回想するのは私だけでしょうか。
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