蒲田温泉
銭湯 - 東京都 大田区
銭湯 - 東京都 大田区
銭湯御朱印帳も残すページはあと1枚。
残り箇所については今まで得てきた情報の中から厳選した都内名銭湯を巡っていきたいと考える。
そしてその情報の中でもつい距離的に敬遠してきたのが、ご自慢の真っ黒温泉を武器に多くの名銭湯が軒を連ねる大国大田区、今回その中の〝随一〟に挑んでやろうと宿泊先のガデ蒲から歩いて12分。
朝9:55、赤い門を潜りてその開店前の銭湯に立ち尽くし気合いを入れる。
さぁかかってきなさい!
極熱49℃の真っ黒湯〝蒲田温泉〟!
#理由
以前奇天烈なクイズ番組『オールスター後夜祭』内で、この尋常じゃない温度設定の黒湯に毎日浸る〝熱湯じいさん〟を観た時から「よし、いつかボクも一緒に煮出されにいこう!」と心に決め念願叶っての開店、今日は2月6日(風呂の日)とのことで受付でチルアウトを頂戴する、帰りに御朱印もいただけて2度おいしい。
#ミチル
全裸になって浴槽エリアの戸を開けた瞬間にその異様な存在に気付く。
「黒湯が染み入り周辺各所が黒ずむ漆黒の雰囲気を醸し出すあの禍々しさ…確実に奴だ」
…と恐れ慄き一旦本日限定のスカイブルーのチルアウト湯を堪能した。
ほのかに香るエナジードリンコのかほりにHPを回復し遂に49℃のあやつに挑まんとする。
#極黒湯
上記クイズ番組では49℃と表示があったがその日は46.7℃、どっちにせよイカれた数値に変わりはないのでここは1発男気をみせ熱湯に片足を突っ込んだ瞬間「コッ…」とつい声が漏れ動きが止まる。
それを隣のゆる黒湯からニヤニヤと観戦していた爺様が熱いでしょうと一言。
人が煮物になろうとしているのに呑気なものだがこんな窮地でもなおユーモラスの1つでもと思い、電光温度計を指差し「…ですって☆」と爺様に背中を押される形で中央までゆき胡座をかいた。
#VS 黒湯の守り人
痺れるような熱さ、身動きひとつとろうものなら都度そのヒリヒリ感が肌を刺激する、つまり早くも出たい。
とそこに先程の爺様が「どうです?」とわかりきっている質問をしてきた。
ハハァ〜ンこの爺さん、日頃からこの極黒湯を眺めては熱湯挑戦者の反応を楽しんでいるな…と思い、冷静沈着を装い「今尋常じゃない温度の水流が腹の辺りを伝っています、あと動くと痛いです」と事細かに現状を解説して見事黒湯の守り人から勝利を収めた。
漆黒から上がると肌が赤いチューブトップ着ているみたいになっており体力の消費具合も併せ次なる大田区銭湯への来訪は諦め、もう蒲田温泉と心中しようとその後のサウナも含め存分にその空間を楽しんだ。
宿泊までして押した銭湯御朱印の数は僅か1つ、銭湯大国大田区恐るべし。
ではでは
ホントはその日別の銭湯行くつもりやったのですが、あの極熱湯にしてやられました。1日に何軒も銭湯を巡れる人ってホント凄いやと改めて思い知らされました☆
前述のガデ蒲のイラスト制作に全てを使い果たしてしまい黒湯の守人を描いたイラスト制作時間はなんと34分です。なにが流石なのか不明ですが、きっと貴方が言うのであればボクはとても流石なのです。
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