新宿天然温泉 テルマー湯
温浴施設 - 東京都 新宿区
温浴施設 - 東京都 新宿区
休みをとって、14:40分頃到着。
入り口は綺麗で、受付もスムーズ。館内着を受け取ってロッカールームへ。動線はわかりやすく、ストレスは皆無。
はやる気持ちを抑えられず、とっとと着替えて、2階の風呂・サウナスペースへと向かう階段は駆け上がる。
西麻布のテルマー湯は世界観が謎のエジプトだが、こちらは極めてシンプル。可もなく不可もなく、綺麗なスーパー銭湯といったところ。サウナ室は二つ。95度くらいの30人ほどのキャパのサウナ室と、55度のミストサウナ。まずは身体を露天風呂温めて、95度サウナにいざ。室内は広く、30人ほど入れるだろうか、入り口の扉横に、現在入れる人数が表示される。20人と表記されている。どういうセンサー?
オートロウリュは、10分に一回くらいで発動。
まろやかにムラなく温まる印象で、テレビはワイドニュースショー。タオルが敷いてあるだけなので、サウナマット持って行って正解。
場所柄、ここに来る人たちの人種には少しばかり不安があったが、平日の昼間なのか、清潔な若者が多い。ホストもどき風もちらほら。偏見か!
まずは7分。水風呂は冷たすぎず、ぬるすぎず、14-5度付近。欲を言えばもう少し冷たくてもいいが、深さは十分。バイブラはない。優しい。
そしてととのいスポット。
露天風呂を囲むように配置されているチェアは、8つほど。足置きがあるのが良い。インフィニティチェアはうち2つ。そのうち一つを確保。
1人の休みを取るのは久しぶりで、週末は家族のアクティビティ、平日は仕事で、1人でボーッとする時間が本当に久しぶりなことにふと気がつく。休み慣れていないサラリーマン。
2セット目は11分、3セット目は12分。分厚いサウナハットのおかげで長く入れるようになった。
新宿上空を飛ぶ飛行機の音が、落ち着いてくる心拍と調和する。妻には会社に行ってくるといって家を出た。道中歌舞伎町という猥雑な街を横目に、たまにはこんなのもいいだろうと自分に言い聞かせようとする気持ちと、家族に小さな嘘をつき、仕事を休んで1人だけリラックスしている罪悪感が衝突する。歌舞伎町じゃなければ罪悪感はないのかな?
後頭部に感じる脈の振動と、脳を駆け巡る快感が、そんなノイズを徐々に追いやっていく。
きっとここは、混沌の中の静寂、サウナにたどり着くまでの歌舞伎町という街が象徴する、私利私欲にあふれたぐちゃぐちゃな日常の隙間に、ひとときの深呼吸を求めて、くるところなのかな。雑念が一瞬でも消える感覚は、このサウナがここにある意義となんだか重なる。
東京のサウナイズムを強く感じられる良いサウナでした。
夜はまた違う顔があるのかも。
男
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