森のかおり
銭湯 - 青森県 八戸市
銭湯 - 青森県 八戸市
十和田湖から帰ってきて八戸。
サウナの妖精トミーのロケハンにより発見された、森のかおり。
レトロというに相応しいロビーを抜けて受付へ、更衣室には鍵付きのロッカーがないということでここで貴重品を預ける。時代の変化にアナログで対応していくスタイル。
浴室と扉を開けると、通常タイルで作られる部分が木で作られていて、木々で囲まれているこれはその名の通り森。
サウナ室は森のかおりに包まれている。サウナストーブはロウリュ可能タイプでは無いのに程よい湿度がある。恐らく、木々の呼吸で湿度が調整されていると思われる。
いかにも常連という先輩方が口をへの字にしてズシリと座っている。昨今のサウナブームなんてどこ吹く風といった感じだ。
こちらの水風呂はひと工夫があり。
常に蛇口から水が出ているので溢れている状態となっているのだけど、浴槽の上部に切り込みを入れ、そこから水が多く溢れるのでその下に桶を置いて、水を受け取る仕組みを作っている。それをかけ水として汗を流すのだ。
水温は18度くらいだろうか、心地よい。
と、ここで「サウナイキタイ」を確認すると
「「フィンランドサウナ」1時間に一回位にスタッフの方が、サウナ内の壁にアロマ水を散布。」と記述を発見。
そうと知っていればっ!壁ロウリュを目撃するためにねばっていたのにっ!
この時の僕はそんなことは知らなかったので1セット目は内湯の縁に座り、2セット目は入口横にある寝スペースへ。
木のベッドは3人か寝転がれる大きさで、それぞれ木の枕が設置してある。
何人もの頭を受け入れてきた木枕はなんとも言えないすり減り方をしていて、潔癖的な意味で一瞬、躊躇したけれど、疲れがピークに達していたのでそのまま横になり目を閉じる。記憶はここで終わり、体にポツリと当たる水滴で意識が戻ってくる。
脱衣所に戻ると、貯まった疲れを全て夢の中に置いてきたかの様に体が軽くなっていた。
木をふんだんに使っているのでメンテナンスも大変だと思うけれど、すごくキレイで掃除が行き届いていて、ホスピタリティを自然に表現している。極上の施設。
こんなクオリティの施設が普通に存在してるんだから青森県は恐ろしい世界です。
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