ノーベル
カプセルホテル - 東京都 中野区
カプセルホテル - 東京都 中野区
何度も前を通っているのでその存在は知っていたけれど、レビューでは汚い、臭い、とネガティブな情報が多く出てくるので躊躇してしていた。
ノーベルビルに到着するといきなりエスカレーター故障中の張り紙、奥の階段を登ることに、階段を上がりノーベルの扉を開けると受付には誰もいなくて、声や雑音もなく静まりかえっている。券売機には故障中の張り紙。レジには「修理失敗しました」と張り紙。
・レジを自分で修理しようとして失敗したのか?
・サウナノーベル自体の修理を失敗したのか?
どちらにしろ、一度チャレンジして失敗したことだけはわかった。
誰もいないロビーの圧倒的な廃墟感にキョロキョロしていると、受付の奥からぬるりと店員が現れて、お湯が出ない旨伝えられた。
静まりかえった脱衣所で受付で渡されたタオルなどを確認する。
バスタオル、ハンドタオル、剃刀、歯ブラシ、トランクス、トランクス?これはもしかしてサウナパンツというものか?噂では聞いたことがあるし、販売しているのを見かけたことがある。これを履いてサウナに入るのか?いや、そんなルールがあるとは思えない。
とりあえず見なかったことにして、服を脱いで浴室へ。
どこもかしこも古さを前面に出してきていて、「清潔」を逆から読んだような見た目、本来お湯が溜まっている湯船にはぬるま湯が溜まっている。
まずは体を清めて、といつものルーティンから入ろうとしたけどバカバカしくて、水しか出ないシャワーを頭から浴びて、サウナ室に突入した。
勢いよく入るとまさかの人がいた。
入り口左側の席に寝っ転がってテレビを見ている。
お互いにマナーを監視しているようなサウナ界ではなかなかできない芸当だ。
よーし、その芸頂いた!ぼくも寝転がり頭にタオルを乗せて目を瞑る。「みろくちゃんがアメリカでゴルフに挑戦している」とテレビが喋ってる。
意識が遠のきそうになり、いかんいかんサウナで寝たら命とりと座り直し蒸される。
誰もいないのをいいことに水風呂に頭から入り体を冷やす。ぬるり
ウェットルームなるととのい部屋と思しき空間があったので中に入ってみる。天井からチロチロと水が滴っている。イスに座ってみると、ぬるり。座面が垢でぬるぬるしている。さすがに気持ち悪くて部屋を出て外のイスに座ることに。
その後、2セット。もう1セットやると深いところまで行けそうな気がしたけど頭が三角形の巨漢の男と明日死にそうな、じいさんがやってきたので自由は奪われた。サウナの最果てみたいなノーベルにもファンがいるのは不思議なものだ。
修理に失敗とは何に対してなのか…非常に気になります。そして未だにお湯が出ないとは、、本当に都内でしょうか🤔 久しぶりに行きたくなりました。素晴らしい文章に感謝。
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