2019.05.10 登録
[ 京都府 ]
サウナの魅力を初めて教えてくれた友人が、先日、突然、星になった。
あまりに早すぎる別れ。あまりに突然すぎて、いまだに心が追いつかない。
ついこの間、四十九日の法要を終え、ひとつの区切りを迎えた。
そして今日は、彼の奥さんとうちの夫婦で、「スッカマ源氏の湯」へ。
ここは、生前、彼が奥さんと最後に訪れたサウナ施設。
今日のスッカマは、いつもよりも静かで、どこか落ち着いた空気が流れていた。
彼のことを思いながら、ゆっくりと4セット。
熱と水、そして外気浴の風の中で、彼との思い出がふと浮かんでは消えていく。
“彼がいない”という現実の中に、“彼がいる”ような空気がずっと漂っていた。
あらためて思う。
彼と出会っていなければ、サウナの良さなんてきっと知らなかった。
ましてやサウイキに投稿することもなかったし、
「サ友」と笑い合うあの楽しい時間もなかったはずだ。
サウナが日常になって、人生に余白と“ととのい”をくれるようになったのは、間違いなく彼のおかげ。
サ活のあとは、施設の食事処で奥さんと一緒にご飯。
彼が生前よく頼んでいたメニューも注文した。
会話のなかには、やっぱり彼が何度も登場した。
奥さんは最初こそ少し涙ぐむ場面もあったけれど、終始落ち着いた笑顔で、あたたかい時間が流れていった。
今日という日は、いつものサ活とは少し違う、別のかたちの「ととのい」だったように思う。
あなたのおかげで、サウナが人生の一部になりました。
ありがとう。
そっちでもいい施設、見つけといてな。またいつか、一緒に蒸されよう。
[ 京都府 ]
【パーフェクト・デイズ】
Amazonプライムビデオで映画「パーフェクト・デイズ」を観た。
まるでサウナのような映画だった。
主演 役所広司、監督 ヴィム・ヴェンダース。
決まった時間に起き、静かに歯を磨き、植物に水をやり、自販機で缶コーヒーを買い、車で仕事(公衆トイレの掃除)に向かう。映画の主人公・平山の一日は、ただの繰り返しのようでいて、どこか清らかで深い。まるで、サウナで「熱→冷→休」のリズムに身を委ねるような心地よさ。
サウナーなら同意してもらえると思うが。何度もその流れを繰り返すことで、頭の中のノイズが静まり、余計な煩悩が自然と落ちていく。無理に振り払おうとしても落とせなかった雑念が、サウナに入ると、いつの間にか消えている。
禅の教えでは、悟りを目的にするとかえって遠ざかるという。そもそも禅では無心にはなれないのだ。道元は「修行即悟り」と説いた。ただ坐ること、ただ掃除をすること、それがすでに悟りの行為である、と。
平山のトイレ掃除は、まさにその姿に近い。ただ目の前の汚れに集中して拭き続ける。その繰り返しが、掻き乱された日常からくる煩悩を落とし、心をととのえ、周囲を清めている。
サウナも、反復という小さな修行だ。意味や目的を超えたところに、「いまここ」にいる自分がふと現れる。その時、ほんの一瞬、世界がすっと澄んで見える。
パーフェクト・デイズは、素晴らしい映画だった。
熱く、静かで、澄んでいて。
そして観終わったあと、心が少し軽くなっていた。
そして今日の小さな修行は、高高高低低の5セット。
悟りの時間。
平山の日常は、本当に豊かで、まさにパーフェクト・デイズ。
サウナがある日々も同様。
[ 兵庫県 ]
朝ウナ2セット後、しばらく休憩してチェックアウト。
今回も楽しかったぁ。
ヨネさん、いろいろありがとうございました!
最寄りのコメダで、ビギさん&りきあさんとモーニングしたあと、予定していた友力食品の月餅&四興樓の豚まんをお土産用に購入。
さぁ帰ろう。…と思ったらJR神戸線と京都線が運転見合わせ。ガーーーン。。。
[ 静岡県 ]
ここは、私が知っている磐田ではない。
磐田グランドホテルが低層のデザイナーズホテルに生まれ変わった。
浴室は、曲線を線を多用した優しげでオシャンティなデザイン。間接照明が柔らかな雰囲気を増幅されている。
サ室も曲線のデザイン。
温度は高くないが湿度の高さで発汗させる超絶好みのセッティング。
20分毎のオートロウリュは、高温にする役目ではなく、高い湿度を維持する
水風呂の水温は、ヌルくもなく冷た過ぎずもなく丁度いい感じ。
地下水を使っているらしく水質もいい。
外気浴はベッドで。
見た目、コンクリートで作られた硬いベッドかと思いきや、クッション性があって心地よい。
そんな感じで4セット。
みなさん黙浴してて静かな雰囲気だし、週末のスパ銭とはやっぱ違うなぁと思いながら、帰る準備。
服を着終終えて、ロッカーを閉めようとした思ったその時、「こんにちは」の声がしたので振り向くとに見慣れた顔が!
おこじょさん&ヒャダさんだった。
先日、彼らに週末のにどちらかにINすると宣言していたこともあり、天竜サウナからのハシゴでわざわざ来てくれたとのこと。
ほんと、持つべきものはサ友である。
せっかく会えたのに、このまま帰れない。
再び服を脱いで、1セットだけセッションさせていただいた。
思いがけず楽しいサ活になった。
ありがとう!
[ 兵庫県 ]
インフル明け、初サウナ。
りきあさんから貰った割引ティケットを使う元々のタイミングをインフルで逃していたが、なんとか有効期限に間に合った。
先ずは、湯治から。
金泉と銀泉に浸かり身体を芯から温める。
そしてサ室でデトックス。
銀泉の水風呂で毛穴を締めて、浴場内の椅子で休憩中、私が座る椅子の脇を通り過ぎようとする見覚えのあるスキンヘッド。
いや、ありふれたスキンヘッド。別人かもしれない。と思いつつ、うつむき加減に歩くそのお方の視界に入るように無言のまま上半身を反り顔を見せると、そのお方は心臓が止まりそうな驚いた表情に。
まぎれもなくビギさんだった。
ビギさんは奥さんと一緒に来ているとのこと。
同じだね。
暫し、椅子に座って話したあと、それぞれのサ活へ。
今回は、サウナよりも湯治の意識強めで。
それでも昼食&昼寝を挟んで合計5セット。
思った以上に体力が戻っていなかったのか、帰宅後間もなく布団に入り、翌朝まで爆睡。
スッキリ目覚めたら、ビギさんとの偶然は夢か現実か分からない感じの思い出に。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。