【閉店】アビネル福岡
カプセルホテル - 福岡県 福岡市
カプセルホテル - 福岡県 福岡市
サウナ:10分 × 3
水風呂:4分 × 3
休憩:3分 × 3
合計:3セット
一言:【福岡時代の推しサウナを来訪。エースサウナはいつもポーカーフェイス(福岡サ旅1日目)】
「静」
このサウナを一言で表すならばこの文字につきる。
今宵も眠らない中洲のど真ん中に佇むサウナはそんな街にアンチテーゼをかますかのように「静」を貫く。
そこにこのエースサウナの魅力があるのだろう。
1時間コースを選択。サ室に入る。
フラットスペースが広々とした余白のある空間。もちろん一人。
ロウリュサービスはなく、たまに自動で水蒸気を発する。それ以外は沈黙するポーカーフェイス系サウナ。
何気に人も少ない、かつ室内の防音がしっかりしているので「無」の時間が流れる。
室内は結構熱い。ホームサウナほどではないがこのサウナと出会い、1セット12分→10分にした経緯がある。
ようやく10分。一瞬だけポーカーフェイスが崩れる瞬間を小生は知っている。
トビラまで歩く足元がひたすらに熱いのである。ひたすらに。
今までの隠していた感情を噴火させる熱を帯びている。
すぐ横に水風呂がある。17℃・水深低め・水質良好。小生が理想とする水風呂である。
足を伸ばすとキンキン痛がくるか、こないの絶妙なコントロールさがエースサウナと呼ぶ所以なのかもしれない。
冷水を掻き分ける音が浴場全体に響く。
どこまでも「静」なのである。
ベンチに座る。外は全国有数の繁華街中洲。
酔っ払いのおじさんの声、キャッチの誘い文句、タクシーのクラクション音が微かに耳に入る。
そんなところで小生はこの「静」を楽しむ。
そこには、どこか秘密基地感がある。
地上の現実の夜を俯瞰視できる優越感が生まれ、トトノイを加速させる。
1時間が終わり、地上に戻る。エレベーターを降りれば、これからクラブに入るのであろうリーマンと鉢合わせする。
「アナタ方にもいい夜を。」
既にいい夜を味わった小生が心の中で彼らにささやいてしまう。
これこそエースサウナ、アビネル福岡なのだ。[完]
詩のような文章に行ってみたいと思えたので進呈します
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