反町浴場
銭湯 - 神奈川県 横浜市
銭湯 - 神奈川県 横浜市
外気浴中に目を開けると、どこから舞い降りたきたのだろうか。
ひらひらと足元に導き落ちる櫻の花びらよ…
もう今週も来週もいっぱいいっぱいだった。
仕事終わりの金曜、麦酒で高揚する労働者が溢れる横浜。私の重度なる疲れ、そして悩みが己の目つきを蔑むような形にさせる。
今日もサウナできんかった。
サウナを欲する時に、サウナ行けず。
それは私とサウナとの絶妙な関係を生み出す。
翌朝目を覚ますと、まだ疲れが抜けておらず、下半身に溜まる乳酸を感じてやまない。
普段は夜にサウナ→サウナ飯→寝るがルーティンなのだが、昨夜のこともあるし…
もったいぶるなよ、我が人生。
同志のサウナ紳士よ。昼12時から反町浴場に吸い寄せされる同志。皆、我のように何かを感じ、サウナに彷徨ってきたのだろう。
相変わらずのドライサウナ。私は2階が好み。
重なる椅子が取れなくて、先輩紳士と談笑。譲ってあげたら、笑顔でお礼をしてくれた。そしてサウナに入ったら、スペースあけてくれた。
傷心の私にはうるっとくるものがある。有難う。
水風呂を45秒、そして外気浴へ。青天の春空から射し込む眩い太陽よ。
いつ以来だろう、昼のサウナなんて…。
沁みる。沁みるぜ。脱力感と暖かい日差しが幸福感と自尊心を養う。
櫻の花びらよ、ひらひらと。幼き頃に口につけて音鳴らして遊んでたなぁ。
外気浴中に桃色の花びらが舞い落ちてくる幸せよ。四季を感じるサウナ。素晴らしい。
心の故郷、反町浴場。ホームサウナでよかったです。完
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら