岬の湯 しゃこたん
温浴施設 - 北海道 積丹郡積丹町
温浴施設 - 北海道 積丹郡積丹町
誰も視界に入らない海を見下ろす高台から、目の前には見渡す限りに広がる”シャコタンブルー”。海と空との境界線に地球の湾曲を感じながら頭上には全裸で豪快に空を見上げながら外気浴を楽しめます。本当に全裸で地球バンザーイ! ができる場所。
93度前後でビジネスホテルサウナのような乾いた感じのサウナ室は定員10人ぐらい。TVがない代わりに控えめにかかるBGMはコンピなのか有線なのかはわかりませんが、ロバート・グラスパーやエリカ・バドゥのメロウでスイートな耳障りの良いブルーノート系アルバムのソウルジャズっつーのもあって、サウナ内の窓から眼下に目いっぱい広がるキラキラと輝く海と岬の景色を見ながらというスタイルが、いやー、よいとこきたなーと思わせるちょうど良い心地よさでした。
17度ぐらいでさっぱりとした水風呂を出た後は、とにかくこれ! 湯船の先に広がる外気浴が抜群に気持ちいい!
夏の日のジリジリとした暑さの中で時折吹き付ける柔らかな浜風と、高台からはるか下の方に打ち寄せて奏でられる潮騒の響き。遠くから聞こえる海辺の鳥たちのさえずりも合間ってチル、チル、チルアウトな絶景スタイル。
もといお肌もチリチリ焼けちゃうチリ、チリアウトでもありますけど。夏の日の抜群に天気のよい日は非日常を力一杯体感できる最高の空間だと思いますし、海に沈む日没の夕景の時間も圧巻(冬は日本海を望む海原でそれはまた演歌の花道感あり)です。
サウナ:水風呂:外気浴を1セットとするとバランス的に2:2:6って感じの魅力値でありますが、なんなら1:1:8でもいいんじゃないかぐらいにキングオブ外気浴に特化した温浴施設。休憩室から察すると客層はジッちゃんバッちゃん家族連れでわんさかしている感じですが、サウナから外気浴に関してはそれほど人気がないのかも。わちゃわちゃせずに非常に静かに入れます。
森の中の白樺薫るサウナとは全く違う方向ですが、この積丹付近のウニの季節が6〜7月なので、札幌から余市までの高速+積丹や神威岬の日本の魅力再発見買い食いドライブがてら訪れて見るのは良いのではないでしょうか。
ちなみに温浴湯船は強塩泉なのか塩辛くベタベタするので、日焼けの覚悟と合わせて好みに応じてどうぞ。
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