ととのいボウル

2021.03.12

1回目の訪問

本日は今月で閉店となってしまうえびすの湯一休へ。
先日訪れた際に無料券を貰えたため、これはととのいへの片道切符だと解釈し、消費すべく再訪。

チャリをこぐこと30分ほど、

やっと到着。

カバンを開ける

無い。

無料券がない。

やってもうた。

どうやら道中、チャリを飛ばしすぎてどこかで落としてしまったようだ。
最悪だと思ったのもつかの間、私とていちサウナー。あの無料券を誰かが拾いサウナに目覚めてくれれば、私も微力ながらサウナ界に貢献することができるのではとポジティブに捉え、冷静に対処。
むしろ無料でととのい様に会いに行こうとするなど、賽銭を投げずに神社でお参りをするようなもの。無礼である。

と言いつつ泣く泣く750円を払い入館。今月はサウナに通いすぎて金欠であったため、実に痛い出費。ここから極貧生活が始まると思うと震えが止まらなかったが、そんな僕をまたサウナが助けてくれた。

ここのサウナ室は湿度がまぁまぁでなかなか悪くない。それよりも良かったのは水風呂。19℃とやや高めの設定ではあるが、備長炭の壁を伝って流れる水はとても気持ちがいい。じわじわと体を冷やすことができ、我慢せずに1番気持ちよく入れる温度であった。

気持ちいいなぁ。ずっとここにいてぇなぁ。なんかすごい懐かしい感じ。どこだっけなぁここ。
あ、お母さんのお腹の中だ。まるで羊水に包まれているよう。赤子の頃の記憶を微かに思い出す。

どこか懐かしい気分を味わったとこで、水風呂から脱出。

水風呂を出るとフラフラが止まらなかった。
もう来てもうてますやん、ととのい確定演出。ありがとうございます。

あとは座るだけ。

雨音をBGMに、優しくととのう。雫の一滴一滴が地面に落ちる音が聞こえる。毛穴が開く音が聞こえる。雨は生きている。僕も生きている。外気に触れ、生を感じた時、私は自然と一体化し、そしてととのった。



雨の中のサウナは初めてであったが、普段は味わえない趣を感じることができこれもまた実に良かった。トータル3セットでえびすの湯自慢の濃炭酸泉も3セットぶちかまし。閉店しても、俺の心の中でえびすの湯は生き続けるだろう。ありがとう。


以上!

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