2021.02.22 登録
日本でいうと銭湯みたいな,こじんまりとしたサウナ.
夫婦で運営されていて,女性の方は日本人なので日本語が通じる.
受付時に水入りのマグカップを渡してくれる.おそらくおかわり可.
#サウナ
内に一つだけ.十数人人くらいがサウナ.
照明はほぼなく,窓からの光だけ.窓からはバルト海を望める.
4段くらいあるが,座るところが木でできているのは最上段だけ.
それまでの段は最上段に至るためだけの階段と言った感じ.
設備はかなり歴史を感じるもので,シャワー室やサウナ室の入口付近は少々臭う.
下の段はぬるすぎて全然物足りないが,最上段に登って腰掛けると,十分に熱く,加えて蒔のいい香りがする.
ロウリュをすると一杯だけでものすごく熱くなる.二杯目をしたらフィンランドの人々もハァハァ言うほどの熱さ.
#水風呂
サ室を出たところにかけ水スペースと水シャワーがある.かけ水も水シャワーもそんなに冷たくない.
加えて外気浴するスペースでバルト海に入れる.なおバルト海は汚い.海に入るためのはしごにも藻がびっしり.
#休憩スペース
男女共用の外気浴スペースがあり,長いベンチが1つだけある.海を眺めがら休憩できる.
ロウリュをして「あっつぅ..」と感じるまで体を温めた後,シャワーや海で体を冷やし,外気浴スペースでベンチに腰掛けながら海風を感じていると,なんとなく心地がいい.
この心地よさを求めてただひたすらサ室と外気浴スペースを往復していたら,最後には意図せずととのうことができた.
ローカル感あふれる愛すべきサウナ.銭湯サウナが好きであれば行くことをおすすめする.
サウナ,そしてロウリュの国,フィンランドはヘルシンキで人気のサウナに初訪問.
#サウナ
内に十数人くらい入れる蒔サウナとスモークサウナ,外に4,5人入れるフィンランドサウナ.
とにかくスモークサウナがいい.入った瞬間に布団に包まれるような暖かさと,いぶされた木のいい香りがする.これだけで心地が良すぎて,ずっと入っていたいくらい.
照明は殆どなく,足元を照らすライトと,窓が1つあるだけで,サ室内の階段やベンチが見えないほど薄暗い.この照明がまたいい雰囲気を醸し出している.
加えてサ室を出ですぐのベンチ上に水入りのバケツがあり,そこに何個かヴィヒタが漬けられている.このヴィヒタは自由にサ室に持っていっていい.このヴィヒタでセルフウィスキングすると,ヴィヒタの香りがサ室中に広まって非常に良い香りがする.香りがサウナ体験の質をここまで高めることができるとは思わなかった.
セルフロウリュも当然でき,座る場所が天井に近いため,体感温度が非常に高温になる.これによりととのうために重要な,高温のサ室でギリギリまで耐えるという行動が可能になる.万能すぎる.
内の蒔サウナは海側の壁がガラス張りで,バルト海を眺めながら入ることができる.
少し温度が低かったのと,スモークサウナがあまりにも良すぎて今回はあまり利用しなかった.
外にあるサウナはロケーションは最高なのだが,入口の扉を抑えてないと風で勝手に開き,海風が部屋中を吹きまわる.そのせいで利用している客はほとんどいなかった.
#水風呂
水シャワーや樽シャワーもあるが,目の前に広がる大海原バルト海に浸かることができる!今回は水温が高め(体感17℃)で,ちょうどいいくらいだった.
ちなみにバルト海は世界一汚い海らしい(出典不明).たしかに表面にゴミが浮いているわ,海の水が濁ってて全然底が見えないわ,海に入るはしごに藻がびっしりついているわ...フィンランド人はそういうのを気にしないらしく,バンバン入っていた.
ちなみに海中の岩で足裏を怪我する可能性があるので,海に入る際はサンダルを履くことを推奨.
#休憩スペース
外にチェアが2つ,大きなベンチが3つ,中にも椅子とテーブルがいっぱいある.
今回はスモークサウナのクオリティに圧倒され,バルト海に浸かって体を冷やし,大海原を眺めながら休憩することで,心の底から穏やかな気持ちになり,ととのうことができた.
ヘルシンキ中央駅からも近く,清潔でモダンなサウナ.フィンランドに来たらぜひこのサウナに行ってほしい.
ついに来ることができた、アウフグースの国ドイツのベルリンで一番人気(らしい)のサウナ。
ベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)の、マクドナルドのある出口側を出て、郊外へ歩いて10分。
受付ではリストバンドだけを受け取って、ロッカールームへ移動する。
・館内では飲食、タオルやバスローブのレンタル、ロッカーの開け閉めまでこのリストバンドで行うので、浴場まで持っていくこと。
・ロッカールーム前でバスローブやタオルを借りることが可能。(有料)
・帰りの精算もセルフでできる。クレジットカード決済可能。
ロッカーへ荷物と服を入れたら、バスローブを着て、タオル、リストバンド(+水分、サンダル、その他)を持って浴場へ。
浴場はものすっごく広く、奈良健康ランドの浴場を4×4に並べてようやく同じくらいになるというレベル。
なんなら、浴場は一階にサウナが8つ、二階にサウナが5つの二階建てになっていて縦方向にも広い。
日本では考えられないスケール感だ。
ひとしきり驚いたあと、シャワーを浴びて、早速サウナへ。
ドイツのサウナ文化については省略し、以下気になったことや注意したいことを述べる。
・基本的にドライサウナかスチームサウナしかない。(セルフロウリュのできるフィンランドサウナはない。)
・サウナの温度は、45℃(不明)、50℃(スチームサウナ)、70℃、80℃、95℃(ドライサウナ)である。
・基本的にサ室の近くに水風呂はなく、シャワーで汗を流して冷却する。
・アウフグースは特定のサ室(一階だと外に出る手前のサウナと、外のサウナ)で1時間ごとにやっている。全体で見ると30分ごとにどこかでやっている。
・最終のアウフグースは22時だった。(2022/7/27)
・13種類もサ室があるが、湿度は高くなく、そこまで熱くない。(12分余裕で入れる感じ。)
・おすすめのサ室は、外にあるGARDEN Sanua(案内図では3番)。ここは全サ室で最も熱く、最上段は日本でもめったにないくらい熱い。さらにサ室を出ると左手奥に水風呂、右手に草原みたいな外気浴スペースがあって、動線も悪くない。
今回の訪問は、ドイツのサウナ文化やサウナ施設が日本のものとは全く違うことについて驚きの連続だった。
しかしセットをこなしてくうちに、とののうという行為は日本でもドイツでも変わらない普遍的なものなのだという悟り、そしてその安心感から、異国の地でも心の底からととのうことができた。
サウナ観が広がるとともに、1日中滞在できてむちゃくちゃととのえるので、ドイツに行くことがあればぜひとも足を運んでほしい。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。