大曽根温泉 湯の城
温浴施設 - 愛知県 名古屋市
温浴施設 - 愛知県 名古屋市
本日はびびるくらいの猛暑であった。むしろサ室の方が涼しいやろこれ!と街中で叫んでいたが、自分が嘘をついてしまったのではと不安になり確かめにこちらへ。
まだ日が落ちていないくらいの時間だったためか、そこまで混雑はしていない。
早速ルーティーンをこなしていると、喫煙所で女性からライターを貸してほしいと声かけがあった。
やっぱイケメンはつれえわ。生きててよかった。
しかしおれも男。男と言うのは我慢をしなければならないときもあるのだ。
そんなこんなで洗体を終え体を温めサ室へ。
びびるくらいの熱さを感じ、やはりこちらの方が熱かったことに気づき嘘を叫んだ罪悪感に駆られる。
でもきっとおれの声なんて誰も聞いていない。おれから発せられる音など雑音でしかないのだ。
バンドをやっていたときも、おれのギターの音が邪魔だったかな、と感じられる機会がないこともなかったが、ついに確信へと変わり帰宅してまずギターを削ってハムスターの寝床にしました。
話は戻るが、男には我慢しなければいけないときがある。
そう、サ室で屁をこきそうになった時だ。
おれは教養があるため我慢するのだが、今日のそいつは訳が違った。
これまでのどいつよりも尻から出たがっていたのだ。
周りの大人たちが必死に熱さと戦う中、おれはそっちのけで尻と戦った。
イケメンで教養のあるおれはなんとか打ち勝った。
そして水風呂。14.7℃との表記だが、突き刺さる冷たさがそれを信じさせなかった。
畳はこんなおれでも迎え入れてくれる。優しさが全身を撫でる。
ああ、おれもまだ生きていていいんだな。
ととのいには多幸感がもたらされるらしいが、きっとこの多幸感をちびちび接種しているお陰でおれなんかでもまだ元気に生きてられるんだろうな、と感じた。あ、あとイケメンだからかな。
テレビに目をやると、岩風呂は故障中で、変わり湯も故障したてほやほやなのか山田涼介扮する名作マンガの主人公の顔が映ったまま止まっていた。
なんか憤ってる感じの顔だったが、そんなんじゃおれには追いつけねえぜ。
女性だけじゃなく、男だって笑顔が最高の化粧さ。
テレビに反射する自分の顔に、再び絶望の底に落とされる。
でもポジティブなのでもっかいサウナに入って最高の気持ちになることができました。
暑い時にサウナとかわけわかんない!と頭の中の幼なじみ美少女に言われるが、そんなことはないのである。
きっと誰しも、少しの勇気と行動力があればこの魅力の虜だろう。
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