湯のや天然温泉 湯吉郎
温浴施設 - 愛知県 清須市
温浴施設 - 愛知県 清須市
本日は思ったより遅めの退勤。でもおれは銭湯に行くことを諦めない。
戦闘に行くかのごとく勇ましい走りを見せつけてやる。
というわけで、せっかくの金曜なので少しだけ足を伸ばしてこちらへ。なぜここなのかはわからないが、呼ばれた気がしたのだ。
きっとおれに懐いてるんだろうな。
到着し喫煙と水分補給を済ませ、早速風呂にて洗体。
よくわからん赤い風呂にて体を温める。
赤い風呂はまるで煮えたぎっていくおれの血液を表していくようだった。
そしてサウナ。90℃ちょいの表示だったが、上段に座るともっと熱く感じる。てかむっちゃ熱い。
男は常に謎というものにロマンを感じるのだが、このサウナにロマンを感じずにはいられなかった。
やっぱりおれに懐いてるわ、湯吉郎。
6分で出て13.3℃というヒエヒエ水風呂へ。もう出たい!と言う気持ちが素直に出てくる。
人間は自分の欲望に忠実になるのが一番気持ちいいはずなので、そのタイミングで脱出。
いやでも待て。おれみたいな人間のなりそこないが人間を語っていいのか?
露天の畳に寝転がった瞬間そんな気持ちは一瞬で消える。
ここの畳はまじで畳なので、少し毛羽立っている。しかしこれがここに寝た人の歴史、人生を凝縮しているかのように感じ、いつも以上に気持ちいい。
人間は積み重ねた過去から学ぶことで成長していく。体験できないことは本やテレビなどの情報を得て、さらに自分を形成していく。
きっとここに寝たおれも何かを得て、得たいの知れない怪物から少しずつ人間の形をした何かになれているのだろう。
周りにいるアリさんやダンゴムシさんも、きっとおれを形成する一部なんだろうな、なんて思ってるとなんか少し臭ったので風呂へ。
2セット目もしっかり8分、水風呂は1分で畳に∞。
平等に与えられている時間を気にせず好き放題使うのもまた、なんとも気持ちがいい。
においがちらほら気になるが、これがまたおれの知り得ない人生を送る人の凝縮なんだろうな。
風呂を出て自由気ままに喫煙できるスペースがあるのがまじで良い。
ここでは普段できないような、パンツまるだしでたばこを吸うことができる。おっさんがその姿を見せてくれ、人間の在り方を教えてくれた。
人間とはなんたるかを教えてくれたり、休日に入る気持ちを作ってくれたこちらに感謝しながら、気持ちよか退館致しました。
早く人間になりた~い。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら