大曽根温泉 湯の城
温浴施設 - 愛知県 名古屋市
温浴施設 - 愛知県 名古屋市
若いソロサウナー、だいたい陰キャ
おれだけか。
世の中は宣言明けということもあってか慌ただしさを取り戻した。月曜ということもあってか余計に感じた。
そんな流れに乗りきれないおれ。ちょっくらブーストかけねば。
ということでこちらへ。世の慌ただしさを感じさせない堂々とした佇まい。
全てを許し、包み込んでくれそうである。
喫煙等済ませ脱衣場へ。なんだか空いてる?
きっとみんな月曜日はなんとか自我を保ててるんやろな。おれは無理だったよ。
早速風呂へ。
摩擦で火が出るくらいにしっかり全身を清め、温めずにそのまましっかり体を拭きあげてサウナへ。
これはどっかの誰かがなんか言ってた気がするムーヴであり、せっかちなおれにはぴったり。
サ室も少しだけ空いていた気がした。
とはいっても上段で空いてるのは片手で収まるくらいであった。
しっかり8分、汗を垂れ流し続ける。ネガティブもしっかり流し、明日に持ち越さぬように。
そして水風呂および畳へ。向かったが畳は満席。
ここから分かることがあるのだが、聡明な皆さんならわかるだろう。
分からんチンパンは体に教え込んでやる。おれと湯の城同行の刑に処す。
人がそんなに多くないのに畳は満席、つまりヒトという生き物は畳を求めるということ。畳こそ全ての始まりであり終着点なのである。
それはさておき畳の側のイスで休憩し、空いたところですかさず体を転がす。
寝ながら色んなことが頭に浮かぶ。
向いていない営業を辞めようと考えていること。
でももう少しがんばろうとずるずる来てしまいアラサーとなったこと。
長男なので地元に帰ろうか悩んでいること。
女の子はなぜ良いかおりがするのかということ。
様々なことがシャボン玉のように浮かんでは消え、また浮かんで消えていく。
しかしサウナに入っている間は何も考えなくていい。それが良い。
21時のロウリュに向けて体を温め、準備が整ったところでイン。奥の上段角をゲットし、うちわを受け取る。
扇とはまさに奥義。気持ちよさを何倍にも増幅させてくれる。
水風呂もしっかり入り、畳へ。悩む暇すら与えてくれない程気持ちよさに圧倒される。
満足してしまった。本日はこのくらいにしといてやろう。
明日へ向かう力を手に入れた。
外は纏わりつくような暑さも突き刺すような冷たさもなく、とても心地よい風が流れていた。
帰宅するとキンモクセイの香りに包まれ、なんだか明日からまた頑張るための全てを得た感じになりやした。
男
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