瀬戸内温泉 たまの湯
温浴施設 - 岡山県 玉野市
温浴施設 - 岡山県 玉野市
温泉のくみ上げポンプ復旧の知らせを受け、たまの湯に来た。
しかし、今回は時間がなかった。
故に勝負は1セット30分の一発勝負。
さほど温度の高くないサ室だからこそ臨める荒技だが、地の利を最大限に活かして整いを目指すのがサウナーである。
ただ、さすがに25分もいるとやはり暑い。
隣に座った連れも
『後5分もいたら黒人になってしまう...』などと訳の分からない事をのたまっている。
だがそれほどまでに暑いのは事実。
これは早めに切り上げ___
その刹那だった。
気だるそうな従業員がサ室に入ってくる。
手にはじょうろのようなものを携えている。
一瞬で全てを悟る。
連れは先ほどの暑さも忘れて恐怖で震えている。
顎がガチガチとうるさい。
うろたえるな。
いつも通り、このロウリュサービスを楽しむのだ。
迎撃の体制を整える間も無く、
サ室内に悪魔が産み落とされた。
容赦なく襲いくる熱の波。
ゆっくり降りて来るのがまたきつい。
なんとか耐え抜き水風呂へ。
全身の細胞が冷水を求めていた。
これだ!これの為に耐えたのだ!
思わず、最高だな!と連れを振り返る。
そこには見たことのない黒人が水風呂に浸かっていた。
その黒人は友人なのか!人違いなのか!その正体はいかに。
男
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