地図からサウナが探せる！

【閉店】マスタードホテル浅草1

カプセルホテル - 東京都台東区

ゴロリ

2020.02.22

1回目の訪問

サウナーヨモギダさんに「2019年開設したサウナ施設で一番好き」と言わしめた、マスタードホテル浅草1。ビジター料金設定がなく、あまりにも近所過ぎて泊まるのもなーと思っていたが、流感の影響で宿泊費が1,788円と激安に。
コレはチャンス！と、予約して泊まってみた。

施設のコンセプトはミニマルデザイン。
不要なものは削ぎ落とす、シンプルなテイスト。
コンセプト・雰囲気はドシーに近いかもしれない。
ただ、ドシーほどスタイリッシュに振り切っていないこともあり、心地よさの両立ができている。

サウナ室は85～7度。狭い為、出入りで変動する。
反面、狭いのでしっかり熱が回る。出来てから1年ほどなので、壁の木が新しく、心做しか森の香りがする。利用者は少なく、サウナ目的で泊まっている人も少ないため、同室するのは他に1人くらいだった。TVが無く、静寂に包まれ、狭い部屋で落ち着く。温度が高すぎないのも合ってるかもしれない。息苦しさを感じないので、目を瞑ってリラックスして長く入れる。

水風呂は、味噌を作るときのような、でかい木の樽に1人だけ入れるサイズ。
水は手動。ホースで継ぎ足す。循環していないので、オーバーフローしまくり、なんか勿体ない。よもぎーさんいわく、罪悪感を覚える水風呂。

休憩スペースは特に無いが、風呂の木の縁に腰を掛ければ事足りる。

サウナ体験で必要なものだけを、最低限用意された、静謐な空間。

一つ難点は、夜中にサウナに入れないこと。
24時頃電源がきられるのか、25時に入りに行ったら、70度まで落ちていた。
目が合った白人男性が「OH…すごく寒いね。70度しかないよ！電源ついてないのかな…」と英語で愚痴ってた（多分）。

宿泊のベッドは、ちゃんと区切られてカーテンも閉められるし、カプセル感覚で泊まれた。電源や、USBのソケット口もあるので、便利。ロッカーは小さな物があるが、鍵は別料金なので、南京錠などを持ち込んだほうが良いかもしれない。
また、布団は1枚ペラいのしかないので、冷え性の人は暖かい寝間着を持ち込む必要あり。愛煙家は館内禁煙なので、外で。

良くも悪くもミニマル。かるまるの対極。侘び寂び。
アカスリタオルや髭剃り、歯ブラシ、アメニティの類はないし、TVなどもついていない。なので、必要なものを自分で持ち込み、自分でアレンジすることで、快適さを作ることが出来る施設なのだと思う。