アーバンスパ
温浴施設 - 神奈川県 厚木市
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ゴミ捨て場の中のおじいさん。
昼下がりの住宅街。
私は快晴の空の下気持ち良く仕事をサボタージュしていた。
自転車を走らせ青春時代に見ていた街並みを横目に想いを馳せていた。
そんな最中の出来事だ。
私の視界にはゴミ捨て場に倒れているおじいさんが入ってきた。
快晴の空の下、ゴミ捨て場の中のおじいさん。私は一瞬目を疑ったが自転車を止め念の為ゴミ捨て場を覗き込むと「おじいさんが捨てられ….いや仰向けで倒れていた。」
私は問いかける。
「大丈夫ですか?助けが必要ですか?」
おじいさんは答えた。
「助けてくれ。」
そこには赤いシェフチェンコ(ちゃんちゃんこ)を着たおじいさんがいた。靴は脱げ裸足だ。長い時間この状態なのだろうか小便が漏れていた。私はおじいさんの手を取ったが思いの外重かったのでゴミ捨て場を持ち上げた。しかし、おじいさんは動かない。
私は言った。
「動いてください。」
おじいさんは答えた。
「助かったー。ありがとう。」
おじいさんはボケているのか、それでも動かないのでゴミ捨て場から私はおじいさんを引きずり出した。
しかし不思議なものだ、一体どうやれば仰向けでゴミ捨て場に倒れ込むことが出来たのか。
彼に一体何が起きたのか。
私は仕事を終え悶々とした感情を抱きながらサウナに来た。102℃の乾いた熱波の中でも思考は止まらなかった。
もしかしたらあのゴミ捨て場の時空は歪みワームホールが出現していた可能性がある。
そうあのおじいさんは圧倒的な重力に引き寄せられゴミ捨て場へと吸い寄せられた。
しかしワームホールの穴は小さく入り込めずにおじいさんはタイムトラベルの機会を逃したのだ。そうでないとおじいさんが仰向けでゴミ捨て場の中で倒れていることはあり得ない。
私は淡麗な水質の16℃の水風呂に入りながら誓った。あのゴミ捨て場に行ってみよう。
はたから見たら私はゴミを漁る浮浪者だが、もしかしたら人類において歴史的な発見が出来るかもしれない。
全ては繋がった。何故私が相対性理論を研究しているのか。全てはこの日の為だったのだ。
明日もしかしたら私はこの世にいないかもしれない。私は光速を越えるスピードで時空を移動し過去にタイムトラベルしているはずだ。
今日は最後の晩餐だ。
ヴィヒタ薫るスチームサウナはいつもより熱かった。明らかに誤作動を起こしている無料のマッサージチェアはひたすら私の首の上部から後頭部だけを目掛けて叩き続けた。
最後の夜にふさわしい快感だ。
ありがとう現世。
ちょっと過去からやり直して来ます。
男
こうやってリプをしている私がいます。どうやら過去へは行けなかった様です。高校生からやり直したいです。一杯勉強してもう少し良い大学に行きたかったです。そして雪は降らずただただ寒い神奈川県です。
家と間違えちゃったんですかね…夜まで誰にも見つけてもらえなかったら危険だった気がします😔つよぽんさんに見つけてもらえてよかった!!
いつでもサ活(ブログ?)のネタを探しているので視野だけは広いのです。でもおじいさんはだいぶボケていたので家まで送り届けてあげるべきでしたが一応仕事中でしたので笑笑
えっ移動先でもいっちさんに会えるのですか笑笑 一体いくつのいっちさんに出会えるのですかね。湯花楽に行きたいです。私もサ行に生まれたかったです笑笑
そして時空を飛ばされ年だけを取り、おじいちゃん状態でゴミ箱に仰向けに倒れ、現代のツヨポンに助けられ、の人生ループ。ご愁傷様です🙏
うわっウラケンさんそれすごい天才ですか?それで小説書けますね。書いちゃいましょうかね。オチ最高ですよそれ。
そこ笑笑 そこなんですね笑笑 おじいさんになっても軽くなる訳じゃありませんもんね。普通に重くて全然持ち上げられなくて冬。
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