【閉店】塩湯
銭湯 - 東京都 新宿区
銭湯 - 東京都 新宿区
仕事場に一番近い銭湯なのに今まで来れていなかった塩湯さん。帰り道にふらりと引き込まれるように入った。四ツ谷駅の飲み屋路地に突然現れる昭和の香り。
こちらは入り口から男女分かれて更衣室内でお支払いする番台式。女湯は常連さん達ですごく賑わっている。窓口のところにおじいちゃんの旦那さんが静かに鎮座されていたのだが、あまりに他のお客さんも堂々と裸でいるので、だいぶ戸惑う。コロナ対策なのか目隠しフィルムなのか、透明のビニールが窓口に貼られているので、向こうからもしかしたらボカシに見えるのかもしれないとか、少し低い位置に座っているから目隠しになってるとか色々考えたが、いやいやそんなことはないwww これが、番台式銭湯というものか!旦那さんは、常連さんからもパパみたいに慕われていて、この方だからこそ、みんな気にしないし、女湯も大盛況なんだな。この仕事がバイト制とかで、知らない人と交代制だとしたら、男子にとっては人気ポジションになりそうだけど、女性客は減るだろうw
と冒頭からパニクりまくり、挙動不審だったが、浴場は江戸時代の公衆浴場とはこうゆうとこだったのかーって思う賑やかさ。みんな顔見知りで仲良し、常連同士でおばあちゃんの背中を洗っていたり、下町人情溢れておりました。明らかに外様のわたしにも笑顔で場所を譲ってくれたり皆さん優しかった…
常連さんは銭湯における最高法規であるという先人の言葉を胸に、皆さんの邪魔にならぬよういそいそとサ活。
お湯は熱々!近年稀に見るあつ湯で、熱湯の中のほうれん草並に、急速に下茹で完了。サ室は100度近いストーブサウナで、まさしく昭和ストロングスタイル。番台で受け取ったサウナマットを持ち込むスタイルで何も敷かれておらず、自分の濡れた足跡が速攻で乾いて消えていくのを見ながら1セット。
水風呂は、2人入れる小さく深めのものが1つ。温冷水交互浴してる人も多いので水風呂も温度が上がっていたかも。22度くらいあったかな。そこから眺める景色は下町ワンダーランド。洗うおばちゃんの肩越しには番台のおじいちゃんも動かず座っていらっしゃる。これが古くからの銭湯文化なんだなぁ。
風呂上がりは脱衣所で牛乳。お釜ドライヤーで髪を乾かすおばちゃんもいたり、ここだけ時代がALWAYS 三丁目の夕日になっていた。いつまでも東京に残っていってほしい大切な場所だと思いました!
番台の旦那さんもおつかれさまです!
歩いた距離 6.4km
女
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