【閉店】花の湯
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
洞爺湖畔で週末、星の湯、月の湯を堪能した。
それじゃ、次は花の湯だ〜!!!宝塚歌劇団的連想で、仕事を無理くり切り上げ訪れた。
銭湯を擬人化したなら、花の湯はツーンとした姐さんのイメージだった。千成湯の前にあった灰皿やレバンガ北海道ののぼりなどウェルカム感を醸し出すものは一切ない。長らく逡巡していたが、万世閣でテンションが上がった勢いに任せて初訪問したのだった…♨️
意を決して入ると、番台のおかみさんがニコッと対応してくれた。440円。桜色のタイルが可愛く、床面壁面とも綺麗。先客はお一人で、主浴槽で目を瞑って気持ちよさそうにしている。身を清めた後、私も…と続くと45度以上あろうかという熱さに悶絶。つま先が痺れてきて1分と持たず、サ室へ。
なんだこれは…?初めて見る構造。シャワー2台から、お湯が出続けている。下部は囲われており、どういう仕組みなのかよく分からない。「熱気浴 (湿式サウナ)」を解説する看板があり、美容や安眠に効果ありと書かれている。椅子は石でできているが、どことなくあたたかみがある。
茶色い壁はライオンズマンションの外壁のようで、洗い場や脱衣所を見渡せる大きな窓も、なんだかマンションっぽい。時計も温度計もないが、気づけば玉汗が吹き出している。道新の夕刊を読む番台のおかみさんをぼんやり見つめる。不思議な空間だ。
水風呂は18、19度ほどで、長く入れる好きな温度。底からトクトクと水が吹き出している。気持ちいい…。カランの前の椅子に座り、首を垂れた時に思い出した。これは20代のころ、函館に転勤して近所にあった市場、中島廉売に初めて買い物に行った時と同じ種類の感動だ。
言語化するのか難しいけれど、長く続いてきた人々の営みに、立ち会えたことの嬉しさや喜び…みたいな感じだろうか。3セット。
脱衣所には、赤ちゃんが10人ほど寝転がれそうな巨大なベビーベッド(?)がある。ドライヤーは無料。ドアの向こうにウェルカム空間が広がっていた。やはり行ってみないと分からない。今度はゆっくり温冷交代浴も楽しんでみたい。風呂場をめぐる冒険は楽しい。
ここはさつよくに入っていない銭湯なんですね?知らなかったです。札幌OLさんの勇気に感謝デス!
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら