せどらない男爵

2021.04.11

3回目の訪問

10日も経っただろうか、久しぶりのサウナ。
最近忙しかったというのもあるけれど、これを機に一旦サウナから離れ、客観的にサウナを考えるのもアリかな、なんで思ったのがきっかけだった。
でもそれ以上に多忙だった気もするし、そうでなかった気もする。詰まる所、ととのいたいという衝動と、それに冷めた目線を送る冷徹な自己との不毛なやりとりが主だったものであり、実際何か得られたかと言われればそうでもない。
だけどサウナに対する信条を考えることはできた。激混みは嫌だけど、そこにいる自分も激混みの人数としてカウントされる以上要因の一つなのだから、そこまでカッカするのも駄目かなとか、色々考えてはいたみたいだ。
だけどいい加減サウナが恋しくてだね、行くことにしたんだよ。

ところでここは僕のホームの一つな訳だけれど、かれこれ一月近く来ていなかった。でもホームなのさ。そりゃ、北欧に行こうとも思ったよ。でもね、日曜は早朝でも混んでいるでしょう。でも区役所前は適度な人数で、いつでも僕を迎えてくれる。いつでもだからホームって訳なんだね。

ここのストーンは分かりやすいものではない。はっきりと音を鳴らす訳でもないし、実際湿度が上がっているのかも分かりづらいだろう。でもそいつに奥側に、「かける」のではなく「たらす」のだ。すると、まるで僕らが温泉や水風呂に入った時、思わず溢れるあの至高に満ちた吐息のそれと相違ない程の、優しくほがらかな音が舞い上がる。そうして席に戻れば、彼らが透明な水玉となってくっつき虫のようにやってきている。後はもう発汗しまくりなんだな。

つまりそういったさりげない関係がホームなんだってことが、ただ言いたかっただけなんだ。

0
41

このサ活が気に入ったらトントゥをおくってみよう

トントゥをおくる

トントゥとは?

ログインするといいねや
コメントすることができます

すでに会員の方はこちら

サウナグッズ

アプリでサウナ探しが
もっと便利に!

サウナマップ、営業中サウナの検索など、
アプリ限定の機能が盛りだくさん!