せどらない男爵

2021.03.10

3回目の訪問

水曜サ活

やっとサウナに行けた……。
色々あったけど、やはり月に一回は北欧に行きたいと思うもので、新規開拓もしたいと思いつつも、やっぱりここに来てしまうのです。

今日は6時頃のコンディションが最高に良かった。サ室には僕を含めて2、3人程しかおらず、尚且つ所作も紳士的。セルフロウリュができない故(サ室に桶がなかった、朝は出来ないのかしら)カラカラ気味ではあったが、すんなりと我が裡へと入り込みつつ、どばりと汗をかくことができた。

しかし本日、6時頃が良かったのはそれだけではない。外気が大変に良好で、尚且つ無風。つまりは向かい風にブルブルと冷え込むことなく、ととのいの境地へと至ることができる最高の天気。そんな気候に来たるべき4月を感じつつも、あの空に思いを馳せる。
今日の空には雲が広がっていた。絹のような薄めいた雲の色は白で、そいつは間違いない。それは薄い色をしているかもしれないが、やはり白色。
ふとすると、くしゃくしゃに広がった真白なその色は空と混ざりあい、それは藍色となる。眼球が眼球であることをやめ、まなざしとして、その色を見つけることができる。

そんな空の下、どこからかやはり彼らはやってくる。そう、あの白いふよふよだ。ただの埃が妖精に見えるアレ。僕はこれを「ポルヴォの精霊」と呼んでいる。
polvo(ポルヴォ)とはスペイン語で「埃」という意味で、男性名詞、女性名詞があるスペイン語では男にあたる。しかし同様に男性名詞、女性名詞があるポルトガル語ではpoeira(ポエイラ)となり、そちらでは女。ましてやイタリア語ではpolvere(ポルベラ)といい、これに関しては男かもしれないし、女かもしれないというのだ!
つまり白いふよふよの誰かは男かもしれないし、女かもしれないし、両性具有かもしれないし、無いのかもしれない。皆それぞれが見事しなやかに性を移ろっているのかもしれない。その様はまるで精霊のそれであり、言語的には「埃」の名称に過ぎないかもしれないが、サウナに入ると陶酔の力を借りながらも、その移ろいが見えてくるようになるのではないか。特に北欧のような、空を眺めやすい所では尚更そう思う。

詩的すぎたかもしれない。しかし僕としてはここにpoesy(詩的なもの)という、言葉遊び的な属性も加えてみたいのだ。トランスした頭は詩作はできなくとも、間違いなく風景からポエジーを拾っているから。

7時になってくると人も増え、(全然許せる範囲である)おしゃべり声も耳に入るようになってきたが、それを横目にして、やはり僕はあのポルヴォの精霊たちと戯れ、ととのいの境地において、今日も世界をとめているのでありました。

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