おがわ温泉花和楽の湯
温浴施設 - 埼玉県 比企郡小川町
温浴施設 - 埼玉県 比企郡小川町
水風呂温度が低くなった事を知り訪問。
完璧な施設となった。鉱泉とは何たるものか未だ不明だが、粒子密度の高さからかマッタリとした肌触りだ。また、風情を感じる程の流水音が静寂な空間と合い混じり更なる心地良さを演出する。五感を支配される感覚だ。
サウナは中温中湿、開放的な窓から紅葉と煙立つ露天風呂の景色に時を忘れる。普段はストイックにサウナ水風呂を繰り返すスタイルだが、一頻りサウナ水風呂を軸に長い時間をかけてこの桃源郷なる施設全体を楽しむ。いつものように休憩無しの7セットで帰るつもりだった。そうさせなかったのはレストランより更に奥に造作されたカフェラウンジの存在に他ならない。開放的な抜けた天井と本格的な暖炉、質感の良い音響、ミニシアター並みの映像機器、ロッキングチェアは五感が研澄された身を投じる空間としては過去の記憶を遡っても他所にはない完成度である。〜水風呂の温度でこれ程に自身の評価が反転するのも中毒が故だろうか、この霜が降りる時期から花和楽の本領を垣間見た気がした。
サ飯は恥ずべき訳あって越生まで上り、ひろさわの梅コロッケを食す。サウナで抜けた塩分と熱量の補給にはサプリ感覚で実に良き選択であったが、サウナ関係無く美味である。遡るとサ前飯は あそび の肉汁武蔵野うどん。相変わらず強烈なコシ、小麦と塩と水の織りなす芸術レベルだ。あそび のうどんは私の知る限り食物界では最も腹持ちが良い。交通費は別として2,300円足らずで胃、身、心が満たされたが、この費用でこれ以上の満足度が振れる娯楽があれば是非ご教授いただきたいものである。
男
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