平和温泉
銭湯 - 大阪府 大阪市
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【ニューフジバの影】〜タイムストッパー〜 ②
色々と思い出しながら、平和温泉の入口に立つが、外壁のモザイクタイルの古さに時代を感じる。
まるで時間が止まったのかのようだ。
玄関内側も、レトロ銭湯。
万代湯や八坂湯を彷彿とさせる時間止まった感。
下足板は盗まれたのか、かなり無い。
4番に靴を入れ、ドアを開けると目眩がした。
古き昭和で完全に時間が止まっている。
本棚や雑誌は現代のものだけれど、番台から鬢台、勝手口の作りから、子供の頃の原風景がそこにあった。
番台の女性に話しかけるが、どうも噛み合わない。
どうやらアルバイトのお婆ちゃんらしく、先代が亡くなってからは、その娘から頼まれて十数年働いているらしい。
詳しい事は分からなかったが、とにかくスゴイ。
鏡に書いてある広告は、もう既にない会社やら、今もある病院が記載されており、電話番号が四次元が生まれる前の、二桁市内局番!
しかも「バス停西足代すぐ」と書いてあり、この住所表記は四次元が6歳くらいの時に変更になった表記だ。
戦後、そう経ってない時期に出来た風呂屋で、多分増築していったパターンかなと造りを見て感じた。
サウナらしき小屋が脱衣場に張り出して作ってあり、配線とブレーカー盤剥き出しのすごいD.I.Y感!
とにかく浴室に向かった。
これまた年代を感じる、アルミ表面が禿げたサッシを開けると、浴室はモザイクタイル絵が正面にある。
横の窓向こうには前栽があり、その壁に立派な富士山のタイル絵があった。
この前栽(草木はもう無い)と大きな窓のおかげで浴室は広々と見え、中々外からは想像がつかないモダンさだ。
まずはしっかり身体を洗い、坂田の電浴に浸かる。
湯船を繋ぐ穴が、子供の頃潜ってくぐれた大きなタイプ。
間違いなく、かなり古い銭湯だ。
室内の様子を堪能し、サウナを目指した
…
〜つづく〜
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