八阪湯
銭湯 - 大阪府 大阪市
銭湯 - 大阪府 大阪市
【神の産湯】〜探偵ふたたび〜
雨降る朝からあっち、会社戻り夕方またこっち。
今日はもう、ここまでと玉造駅から歩いてやってきたのはここ「八阪湯」だ。
最近ランニングが出来てないので、ゴールにしようと思っていた八阪湯に、歩いて歩いてやって来た。
細い路地の奥、神社への参道。
その真隣りにある、非常に変わった立地だ。
屋号も隣の「八阪神社」から頂いているのだから、神の湯とも言えるかもしれません。
道向かいに大きなマンションが建設中。
新しい時代に新しい風景の中、古くから変わらなかった景色が融合していく…
それにしても古い外観だ。
入口の開け放ったドアの室礼が、昭和30〜40年位と見られる。
懐かしい、ただ懐かしいしか無い。
男女とも下駄箱は44番が取られてる。
帰りに見ても無かったので、欠番なのかな?
男女の入口がL字に配置された、これまた変わったレイアウトの戸を開けると、番台から仕切りが斜めに伸びて、途中折れて道側と並行になる。
そう、小さいのだ。
だからこう言った工夫が必要なのです。
そして、「あ!」
僕が子供の頃に入っていた、あの銭湯の風景がそこに広がっている…
番台のディテールまで、記憶の中にある幼少の頃のものだ。
お金を払い、今ではほぼ見なくなった、大型の天井扇が回る脱衣場で服を脱ぎながら観察。
サ室が脱衣場まではみ出し、ガラスで中が見える。
(随分古いくても、こいつは多分、改築で後付けだろう…)
と言う事は、元建物はもっと古い。
やはり推理は当たっていると思う…
服を脱ぎ、おしり丸出しに。
「サ室の謎をズバッと解決!ズバッと参上!おしり(丸出し)探偵!」
今日は銭湯の謎ごと解いていく。
浴室のドアを見ると中桟に緑の樹脂が嵌っている。
これも昭和40年代の代物だ。
そして、こじんまりした浴室へ入り見渡した…
〜つづく〜
文章を拝読し建物を想像してわくわくしました。
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