花里温泉
銭湯 - 大阪府 大阪市
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【ぼやき漫才】〜スタイルフリー〜 ②
浴室内のオジンだらけの中、身体をしっかり洗う。
隣のオジンが洗う勢いが強いので、バンバン泡が飛んでくる、そんな混み具合だ。
まずはジェットに浸かり、ミウラのボイラーで焚いたスチームサウナへ。
中々熱いが快適、でもチョットぬるいのでタオルを回してセンサー騙し。
さすがミウラのボイラー、紳助の鼻息を彷彿とさせる熱々の蒸気を発射でしっかりと蒸された。
小さな小さな水風呂に入ると、かなり冷たい。
体感16℃くらいかな?
僅かに掛け流しているようで、満水時水が溢れている。
サ室は2階建の上で、窓から見ると4人で一杯そう。
オレンジのバスタオルもそこそこ見かけるので、中の人や入る人の動向を牽制しながらサ室インのタイミングを見計らう。
結構幅が狭いドアを開けて中に入ると先客3名、若い人と入替りだったので3人のままで読みは当たった。
テレビ真横のストーブ前2段目に座る。
先の若者がバスタオル巻かずに入ってたのでマットはびしょ濡れ。
何かマットも乱れてた。
今日はkimo氏サマット忘れたので仕方なくそのまま座ると
「ニイちゃん、ビチョビチョでアカンやろ?」
と隣のオジンが話しかけてきた。
常連オジンはATフィールド(バスタオルを全て広げて座面、背中まで座席に覆いかぶせ、流れ落ちる自分の汗を全て吸い取るバリヤー)を展開している。
黙浴必至の世の中だけど、常連オジンガーZの話を聞くことにした。
「この床マットとかに落ちてる黒いシミ、何か分かるか?」
「何ですか?」
「これな、身体洗わんと入った連中の汗や。きったないやろ?」
「はぁ、皮脂ですね」
「せや、さっきのニイちゃんもなバスタオル巻きよらへんのや。汗でマットビチャビチャになっても気にしよらん」
そう言えば、若い彼はバスタオル畳んだまま、膝の上に乗せていた。
「こんな汗ビチャビチャのとこ座んの、ワシ嫌やねん。せやから、マットめくってバスタオル掛けてんねん」
マットが乱れてたのは、オジンガーZがめくったからだったのか…
ここからオジンガーZのぼやき漫才が始まるのだった…
〜つづく〜
男
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