日光温泉
銭湯 - 大阪府 大阪市
銭湯 - 大阪府 大阪市
【菩薩掌】〜鵺の住む祠〜③
休憩の脱衣場でこの銭湯の謎が解けた!
「清潔」
そう、とにかく清掃が行き届いていて清潔なのだ。
おそるおそる鏡と脱衣場キャビネットの入隅を指でなぞっても、レトロな体重計の頭を撫でても、どこにも埃が付かない。
これは一朝一夕でできることでは無い。
常に清潔に保つ努力を怠って居ないという事だ。
そして、サ室に戻ってもやはり清潔で、床スノコ上にビッチリマット、座面、背もたれにも隙なくマットが敷いてある。
ここで一般的な蒸気管ボナのサ室を考えると、熱と蒸気で内装がかなり痛んでいるが、ここは非常にキレイだ。
確かに経年劣化はあるが、臭いも全て全然なのだ。
3セットしてわかるのだか、常連さん達も黙ってバスタオル巻いて、中には頭巾巻きで口をしっかり押さえて入っている!
お、大阪銭湯なのか⁈ここはっ‼︎というくらいの民度。
態度悪そうなデカいおっさんが1番キレイに使ってる。
水風呂にそのまま飛び込むなど持っての他、誰もがサ室保全に勤めていたのだ。
壁の落書きは置いておくとドンドン汚れるそうですが、書かれても書かれても消して行くと、落書きされなくなるそうです。
正にそれを自でいく銭湯だ。
そして、厨房が清潔な料理店が間違いなく美味しいのと同じで、3セット終了の脱衣場でアッチの世界が見えてきました。
上がって風呂屋の後ろに回ると「鵺の祠」がある。
日光、月光菩薩のその印を結んだ掌で抑え込む意味なのか、祠から見上げる煙突に薄い煙がたなびく…
〜おしまい〜
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら