パール温泉
銭湯 - 大阪府 大阪市
銭湯 - 大阪府 大阪市
【母なる湯に抱かれて生まれる】 ②
〜邂逅そして開口〜
パール温泉さんは昨年、ランニングでゴールに定めたんですが、ご主人が急逝され休業となっていました。
正直、ショックでした。
人は失ってから初めて知る、いつも。
取返しがつかないものに寂寞の想いを抱きます。
ある日、Twitterを見てると「銭湯を継ぐ事を決めた」という女性のツイートを見ました。
・銭湯の娘
・親の仕事はほぼ分からない
・でも、お父さんの意思を継ぎたい
で仕事を辞め、分からない事だらけの中、正に悪戦苦闘する様が伺えました。
建築デザインは「うわー!カッコイイー!」
ではダメです。
使いながら、試しながら、出てきた経年変化を
「どう付き合うか?」
を考え「続け」無ければなりません。
そう、デザインではなく「建築」が先に来ます。
僕は「工事」という作る、守る、続けるがあった先にデザインをする様にしているので、建築全体の「工事」目線に対し、多分造詣が深い方だと思います。
たから、そんな彼女の奮闘を見てると「あーっ!そこ!」っと老婆心でコメントする様になりました。
パール温泉の再開も近くなって来た頃、タイルや配管の修理を家族総出で頑張っている中、サウナルームの改装が始まりました。
Twitterの写真を見てなので遠隔、実際に目にする事は無いのですが、一生懸命がんばっている様子に建築のプロとして何か出来ないかと、でもアドバイスと応援しかできないのですが。
始まったサウナの改装途中の写真が上がり、僕は思わず「あっ!」と声を上げそうになりました。
〜つづく〜
※画像はパール温泉さんからお借りしたものです。
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