加ト大

バースデイハガキの最終日。鉛のような身体を引きずりイーグルへと駆け込む。

快適な湿度と香り。新喜劇に思わず声が漏れる。シングルダブル。さらにもう1つ。ゼロの日は冷冷冷交代浴なり。

行き交う電車の音。気付けば15分経っている。目を開けると視界が明るい。リフレッシュとはこういうことをいうのだろう。

「初めての方はいないようなので説明は割愛します／本日、4回目の水掛けもございます」

14時アウフグースはエキスパートセッティング。中段で待ち受けた加ト大も4回目は痩せ我慢。それでも仰ぎは20回を選択。

れいすい風呂にスースーする入浴剤。

乾燥した秋風を浴びる。気温は上がるがやはり季節は進んでいる。

残暑厳しい3連休。涼しくなるまで待ちきれずサナゲへ登る。

いざサウナ室。ひと味違う発汗。お待ちかねラドンロウリュ。ぐわあ。こんなに熱かったか。水温計はまだ18℃あたり。冬場のシングルを想像すると頬がゆるむ。

露天風呂にアイリスオオヤマ。扇風機の風が心地よい。気付けば雨が降ってきた。身体が少しずつ冷えていく。

久々サウナプラザ。湯桶がピンクになっている。それ以外変わらぬ浴室に一人。

サウナ室も一人。ヒーター前で大の字。水風呂で浮かぶ。トトノイイスでうたた寝。

「ウィース」「ちわ」「あーっ」

飛び交う挨拶に飛び上がりそうになる。いつものおじさまがた入場。賑わうサウナプラザもよいのである。

今夜は失恋熱波。ゲリラ的な企画ものを堪能する。ピーチレモンラベンダー。花言葉たちと共に若かりし頃の恋を思い起こす。

れいすい風呂に水成分表。奇跡の水風呂たる所以を思い知りながら長居する。

椅子にありつくのに苦戦する。それでも片隅で縮こまりながら満ち足りる。

「これは遠くから来る価値ある!!想像のはるか上をいく景色だ」

久々の父とのサウナ。今回のテーマは「絶景」。最近少し元気がない父を励ますためにも竜泉寺へ。

マイルドロウリュを隣り合わせで。ほぼ同時に退室。父は水風呂を素通りして外気浴へ。今は先に休憩してから水風呂がよいとのこと。

「また来たくなるとこだな。次はもっとゆっくりと」と語る父には笑顔が戻っていた。

夜風が心地よい季節になってきた。

頭に浮かんだのはかきつばた。鈴虫の音色聴こえる外気浴を想像するとにやけてしまう。

サウナ室は安定感抜群である。有吉の壁を視聴しつつ、たっぷり汗をかく。お待ちかねの水風呂。温度以上に切れ味は鋭い。

高濃度炭酸泉に浸かる。忘れていた感覚を思い出す。

家族旅行は今年もダイワロイヤル。恒例となってきた息子とサウナ。

90℃越え三段サウナ。貸切につき、ビート板を尻と足に敷かせていただく。かなり熱い。水風呂は水道水掛け流し。懸命に足をバタつかせて羽衣を砕く。たまらずシャワーで追い水。

寝転びチェアで夜空を仰ぐ。ふうと息を吐く。鍾乳洞やげんこつハンバーグを振り返る。一丁前に大人と同じくらい食べるようになったものだ。

朝晩は秋風が吹くようになってきた。いつまで父と一緒に旅行してくれるのかな。

スーパースターは待っている／芝生の向こうで呼んでいる／誰もがリフレインに涙する

夏の終わり。くるりの曲でふとウェルビー今池を思い出す。

至宝サウナに踏み入れた時の感覚。水風呂の鋭い切れ味。しっぽり佇むからふろ。池田ゆげ温泉。

新設森サウナはどんなだろう。サウナヨガもやってみたい。やはり極上アウフグースも。

ありがとう僕も愛してる／残り少ない夏の日を／入道雲がちぎれてさよならの合図

残暑厳しい帰り道。艶やかな肌。鼻腔に残る茶の香り。加ト大は夢見心地で帰路に着く。

今誰もがそんな風になって／忘れたこと思い出せるかな

ととのったあと。ひんやり美泡ふろ。風呂の縁に足を上げ、尻を浮かす。尻に沿ってアワアワが通過する。これはたまらん。

盆明けの昼下がり。アウフグースもオートロウリュも。ゆったりおいでん。

岐阜タンメン 豊田店

岐阜タンメン半チャンセット

初訪問。1辛。半チャーハン付き。いつも並んでるから気になって。うまい。

頭や身体が重い。盆の2000km超ドライブの疲れが重くのしかかる。

甲子園準々決勝をごろごろ観る。快方には向かわぬ。サウナしかあるまい。夕方小一時間のチャンスをつかむ。

オートロウリュに合わせる。発汗量が凄まじい。超れいすい風呂を独り占め。木漏れ日と共にディープリラックス。

く〜りっし湯やひんやり美泡ぶろにぼおーっと浸かる。何も考えられない。空っぽのまま帰路に着く。

「父ちゃんとサウナ入りたい」

息子よ。ワイフ家族と鳥海荘。胸張ってサウナチャンスを得る。得難い。得難いぞ息子よ。

Ｌ字型サウナ室。デカい94℃ガスストーブ。ドライ。座面がところどころ壊れていて味がある。サウナマットが薄く尻が鍛えられるタイプ。でも意外と湿度も高く心地良く汗をかく。

水風呂も深くて気持ち良い。水質も循環も素晴らしい。別にぬるま湯プールもある。

見晴らし良い外気浴。青い山々を遠くに眺める大開放感。これぞ秋田。ブラボー。

秋田みちのく寄り道サウナで座禅。

ドライサウナは108℃。サウナハット率高し。2分で発汗湿度よし。薬草スチームサウナもある。これは熱い。養心薬湯超えか。時節天井のすだれから雫が滴るのがまた熱いい。

14℃水風呂は循環よし。潜水までいいんですか。スリッパを履き石が綺麗に敷き詰められた外気浴スペースへ。うほほ。すばらしい。

奥に降りる階段がある。恐る恐る37段降りる。なんとかくし湯へと続いていたのか。

運良く熱波イベントと重なる。サウナストーンはないのに。はてどうやって。まず一人一人小さな鐘が目の前で鳴らされる。続いてアロマミスト噴射。扇子で拡散される。中国系の民族音楽にタオルでアウフグース。音とサウナは相性がよい。日本サウナ学会の加藤先生が言ってたことを思い出す。

奇数日偶数日で男女入れ替わりなのか。次はまた来年かな。加ト大は今最高の気分である。その後残りの200キロをノンストップで駆け抜けられたのもサウナトリップ効果なのであろうか。

「熱いサウナにイキタイ」

盆に弟が帰省してきた。任せなさい。あれこれ考え、我が街が誇るおいでんに決める。しかし、夕方には新幹線で帰る予定。大丈夫。1時間半ある。

サたつさんイベントには参加できぬが、なんのその。最上段でオートロウリュウを浴びる。乳首がひりついたら、初超れいすいへざぶん。

「サウナってこんなに気持ちいいんだね」

弟は、つやっつやの笑顔で、上挙母駅から福岡県へと旅立った。満足感と共に寂寥の感が少し込み上げたのだった。

いつもの交差点の少し手前のコンビニで／小さな倖せ手に入れて／いつも通り／今日のことを／少し思い出す

大垣サウナから届いた真夏の報せ。くるりの真夏日を聴きながら、今年も幸せをかみしめた。こんなに心地よい施設は他に知らない。

お腹いっぱい／食べたりしながら／このまま／ずっと／ずっと

豚ロースしょうが焼き定食に揚げ出し豆腐。甲子園を観ながら小一時間うたた寝。

好きだな／夏の香り
好きだな／夏の香り

豚ロースしょうが焼き定食と揚げ出し豆腐

たっぷりタレとマヨネーズをからめる。ご飯をかき込む。味噌汁をすする。揚げ出しをはふはふ。倖せ。

スタジアムサウナの扉を開く。これは好きな香り。と同時に甲子園プレイボールのサイレン。最上段に向かう頃にはもう汗が出る。

時間を忘れるほど水風呂に浸かる。そして、露天へと足を運ぶ。

ぬる湯。寝湯。インフィニティチェア。それぞれの高さと角度で見える世界や聴こえる音が変わる。香り湯では玉露の匂いが残る。

風呂上がりにはサウイキ特典のレモンかき氷。加ト大の五感は今極めて研ぎ澄まされている。

塩レモンかき氷

高湿度のサウナ室で身体が搾りに搾られた後、キンキンのレモン氷が身体中に染み渡る。

数日前から赤く腫れる左肩。加ト大は虫刺されと思っている。しかし、家にある軟膏では効き目が薄い。薬草に頼るしかあるまい。

新参者は常連の流儀にならう。

薬草サウナ室で目を凝らす。洗面器を抱えている。そうか、座面を洗い流すのか。奥へ奥へと詰める。次に来る人が入りやすくするためだ。給水機はないが、掛け流しをいただくわけか。

いかにも効きそうな養心薬湯に何度か浸かる。退室際にロッカー番号を告げる。

噂通り唯一無二の味わい深い施設である。

自販機前でサウナについて語らう。台湾サウナ、東北サウナやメープルロッジ。テレクちゃんの話はいつもわくわくする。

玉のような汗を眺める。シングルにも少し長く浸かれるようになった。くっきり浮き上がるアマミに微笑む。ああ。これこそイーグルだ。ついにイーグルに来られたのだ。

ゆったり漂う入道雲が天井隙間から見え隠れする。何やら男女の楽しげな声。真夏の空気を鼻から吸い込む。今最高の気分である。

葵飯店

どてチキン定食

15年ぶりだが、当時と変わらぬ活気。うまい味噌汁。熱々で大ボリュームのチキンカツ。たまらないのよ。

真夏の夕涼み。仕事帰りに夕焼けに溶け込みながらととのう。

いわ風呂でじっこう風呂開催中。サウナと水風呂だけじゃない。夏季限定のひんやりシリーズも含めて、各種風呂の充実もすばらしい。

薄紫に染まり始めた夜空がぐにゃりぐにゃりと歪む。加ト大は今日も身動き取れぬほどにキマッたという。

真夏のひんやりシリーズ開幕。アウフグースをおかわりまで堪能したらスタート。

超れいすい風呂かられいすい風呂。外気浴はミスト瞑想ふろからひんやり美泡風呂へ。

不規則に動き回る美泡でととのう。夏季限定の不感風呂ありがたし。