加ト大

まさに天光降り注ぐ晴天の下でととのう。

明るい浴室に踏み入れる。ミラブルで洗体しながら湧き上がる高揚感。竜泉寺守山のような強力なサウナストーブ。発汗が早いの何の。サバンナ高橋よろしくバレルサウナもくせになる。砂時計が落ちたらセルフロウリュウ。やばいんだ。

グルシン、激流と露天。どの水風呂もまろやか滑らか。親切な掛け水スポットで思いやりバトンもつながる。

圧巻なのは、外気浴スペース。美しく並べられたトトノイイス。こんなに心強い施設を知らない。

元日に幸せに包まれていたら、耳障りな緊急地震速報と共に、東日本大震災の恐怖が呼び覚まされる。

みなさんどうかご無事でありますように。

「大晦日なので、おかわりは無限です」

今年最もお世話になったおいでんへの感謝を込めて。リミットいっぱいをオーダーする。50回。そしてまた50回。

私を幾度も救ってくれた。サウナがあるからがんばれた。今年も大変お世話になりました。サウナを愛でたいを観ながら年を越します。

「お。いけるか。さすがだ。サウナ室は汗を出すところだからな」

年末のサナゲサウナ。満車だという。家族連れで賑わう浴室も微笑ましい。しかし、サウナ室は閑散としている。ちらほら子供が行き来する。

帰省しているうちの子供たちに思いを馳せる。楽しんでるんだろうな。急に電話したくなった。

【リベンジ冬の旅①〜サウナしきじ】

「40分待ちです。よろしいですか？」

コロナに倒れた去年の年末。しきじチャンスを逃してから1年。テレクちゃんおすすめの日ではないが、まあ大丈夫だろう。午後休を取った加ト大であったが、猛者たちと共に店先で並ぶところからスタート。

浴室に入る。サ道で観たままに感動を覚える。なんて心地良いフィンランドサウナ。聖地の名にふさわしい水風呂。お楽しみの薬草サウナは待ち発生だが構いまへん。これがフィーバータイムか。うれしい。夢にまで見たしきじの真骨頂に思わずはにかむ。

どれだけ混んでいても誰一人話す者はいない。みっともないほどニヤけながらキマったことは言うまでもないのである。

どうして備長炭水風呂はこんなにもまろやかなのだろうか。

13℃台にしてこの入りやすさ。肩まで浸かっても大丈夫。塩サウナの後でもへっちゃら。

どうしてこのサウナ室はこんなにも汗が出るのだろうか。

94℃。ものの2分にしてこの汗量。カラカラで入っても出る頃には滴る滴る。

風呂の日＋メンズデイ＝感謝の570円。

クリスマスサウナ。

昨日のサ道2023冬を振り返る。まさかコーネリアスの主題歌が復活するとは。オープニングで涙出そうになる。私も旅に出よう。理由なんていらない。

夕暮れ時。驚くほど空いている。やはりクリスマスだからか。それとも平日の夕方だからか。どちらにせよここにいるみんなで悦びが分かち合える。

サウナ室は激烈熱い。昨日とは打って変わって今日は目にくる熱さである。従って冷冷交代浴との相性は抜群である。

2日連続でシャンパンピンク炭酸泉で締める。いつか行きたいthe sauna。サウナは逃げない。逃げないんだ。

クリスマスイブサウナ。

サンタが訪れ歓喜に沸いた朝。地域に貢献した足で直行。TVの向こうとは裏腹に、おいでんは浮かれずいつも通りである。特典タオルを借りていざ。

昼前のサウナ室は最上段が空いている。腕を組んでアウフグース。そう。さりげない乳首隠し。

超れいすい水風呂は貸し切り。エスタンザチェアも座り放題。

締めは炭酸ぶろ。まさかのシャンパンピンク。やはりクリスマス。これくらいはやるわなとか上からものを言いつつ、鼻いっぱい甘い香りを吸い込むのであった。

こんな気分は山籠りに限る。湯気に乗って消えてゆけばいいのに。

真っ暗な山道を登る。煌びやかな光。赤い橋を渡る頃には胸が高鳴る。

今夜の締めはラドンロウリュ。水風呂はついにシングルを計測。外気浴はなんと独り占め。身動きが取れぬ程キマってしまう。

仕方ない。順番なんだから。何もできない。分かってる。でも自分の時のようにこたえるんだ。胸中は複雑だが抱えて生きていく。

低温高濃度炭酸泉にどっぷり浸かりたい。

無風だが寒波襲来。肩が凝り腰が張る月曜日。かきつばたの外気浴と炭酸泉をめがけて過ごした。

日本一阪神タイガースとしゃべくり007。38年ぶりって前回は私が生まれた年やんか。大竹も森下もおもろいな。巨人よ来年こそじゃ。

今夜の外気浴はすばらしい。サウナ後の壺湯も寝湯もたまらない。でもやっぱ炭酸泉。低温炭酸泉で締める月曜日夜。

もうエスタンザチェアしか愛せない。

強風吹き荒れる日曜のお昼時。伝説のトトノイイスはいわ風呂向きに鎮座している。コンパクトでなめらかなデザイン。座り心地はジャストフィット。あぐらをかいたら悦の世界へ。

風が強い日は瞑想風呂もすばらしい。この時間帯のおいでんは心の芯からリラックスできるんだ。

我が家にインフルエンザの猛威が振るう。次々に病に倒れていく。またしても加ト大のサウナはお預けとなったのであった。

だが知っている。間隔が空いた分、ものすごいととのいが待っていることを。

病み上がりの身体に効果は抜群である。下段でも血管が喜んでいるのが伝わる。超れいすい風呂が冷たい。もう一度言う。超冷水ふろが冷たい。

カバーが付いた噂の瞑想ふろは常に満員御礼。インフィニティチェアの代わりの何とかいう椅子へ。あぐらをかいたらジャストフィット。ふにゃふにゃの世界へ。

背中のオデキのことも、インフルエンザのことも、すっかり忘れてキマった。回数券が買えなかったことだけが心残りである。

「良性の腫瘍。たぶん粉瘤。手術する？」

背中の出来物を切除して2週間弱。辛抱強く忍耐を重ねた日々。長かった。ようやくサウナ許可がおりた。肩も腰もバッキバキである。

復帰はサウナプラザ。驚くことに発汗が遅い。ファーストセットからあまみが出現する。水風呂で思わず声が漏れる。トトノイイスがたまらない。

今や生活はサウナと共にある。サウナなしでは生活を語れない。加ト大はそんな人間になっていることを再確認したのである。

アウフグースではじまる。超れいすい風呂で蘇る。いきなりアマミにまみれる。

冬の外気浴。鳥肌が立つ。足先が冷たくなるのが早くなってきた。それでもこの季節の外気浴がたまらなく好きなのである。

さうな広場も完成間近。岩盤浴に食わず嫌いな加ト大であるが、そのうちちょっと行ってみよかな。

いいふろの日はマイホームサウナプラザ。

ナイロンタオルでごしごし洗う。湯に浸かるとぐはぁと息が漏れる。熱さも深さも広さも最高。そう。加ト大はのびのびデイである。

サウナ室はゴルフとおじい。いつも通り。かと思いきや、来るわ来るわ13人。賑やかに扉を開け放ち去っていく若者たち。

「手動になっとるの知らん初心者だな。早よ扉直してくれんかな。でもまぁいいか笑」

とみんなで呑気に笑う。そんなサウナプラザが好きなのであります。

空を見上げる。いわし雲が美しく広がる。

勤労感謝の日の昼下がり。サ室最上段にもインフィニティチェアにも余裕あり。

備長炭冷水風呂が気持ち良い。風神の後でもマイルドな塩サウナの後でも気持ち良い。

暖かな小春日和に加ト大は見事に蘇ったのであった。

こんなにととのったのは久しぶりだったのに。炭酸泉で始まり炭酸泉で締めたのに。

かきつばたとの相性の良さを感じながらの帰り道。Jアラートで全部飛んだ。

ワンコインサウナ。こんな日は竜泉寺に限る。

TVも時計も見えない、サ室扉裏付近であぐら。幻想的な音楽が聴こえる。適度な湿度温度に思わずうたた寝。

切れ味鋭い水風呂。真冬の風吹く今日は内気浴を選ぶ。ここでも思わずうたた寝。

職場からも子供の習い事からも近い。こんな日にうってつけのサウナである。

足先がピリつくようになってきました。

外気浴で数分。足から冬が来たことを実感する。この季節が好きなのです。

荒れ狂うオートロウリュ。下段でも熱いアウフグース。平日夜においでんに行ける幸せを噛み締める噛み締める。

立冬過ぎたらサナゲサウナ。

「とりあえず、かけますね」
20:45アウフグースは、法被着たアウフギーサー。オートロウリュ前にザバッとおかけになる。団扇で8の字、8の字。

「オートロウリュきましたね。あと1分くらい仰ぎますね」

8の字、8の字。くおーー。ぐおーー。

おかげさまで水風呂もシングルに近づいております。もうまもなくであります。

小雨降る外気浴。色付く紅葉と共にととのう。

「中島調子いいな。賞金王レースも逆転か」

日曜日午後。ゴルフ中継。おじさん同士の会話を聴く。これぞ私にとってのサザエさん。

また月曜日がやってくる。トトノイイスに腰掛けながら加ト大は前を向く。こうして奮起できるのもサウナプラザのおかげなのだ。