宝湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
大正レトロな洋風建築は、暖簾がなければすぐには銭湯と分からないかも。
一見の客は少ないのではないかと少し緊張しながら訪問しました。
玄関には玉石モザイクタイルが敷き詰められており、何枚か写真に収めた後女湯の扉を開けると、おいでやす☺️と番台のおばあちゃんに笑顔で迎えられ緊張が溶けました。
先客が数名いらっしゃいましたが皆様粛々と進められており静かな脱衣所。
こちらの洗い場や脱衣所の様子は事前に幾つかの記事を読み把握していたのですが、皆さん上手く写真を撮られたんだなあと思ったのは実際目にすると5割増で鄙びていました。
こんな、といったら大変失礼ですが
ここまで古い物達が今でも現役で使われている事に驚きました。
今日もそんなお風呂に浸かれる事は有難い事だなと。
貴重な経験になりました。
洗い場天井は大きな蒲鉾状。
壁は白、浴槽は水色。
床は鴨川湯と色違いのタイルでレンガ色。
男女仕切り壁のピスタチオ色のタイルが効いてました。
名物の人間洗濯機は一人用サイズの丸い浴槽の中でお湯がぐるぐる回っており、なかなかインパクトがあります。
足を入れる瞬間体を持ってかれそうになりましたが浸かってしまえばいつものジャグジー。
子供が喜びそうですね。
昭和50年代に流行ったそうです。
ここ伏見の水はミネラルが豊富だそうで湯船やシャワーから鉄っぽい香り。
子供の頃台所の蛇口を捻るとこんな匂いがした様な。
サウナは蒸気がムンムン。
ミストサウナは得意ではないので少しだけ。
この日の最高気温は31度!
昼はうどん屋さんに30分並び、そこから宝湯に行く前後に道に迷い無駄に歩いたので暑さに慣れない体にこたえました。
これ以上体力を消耗したくなかったので途中タクシーに乗り、最後は日の出湯へ。
完璧な銭湯。
込み上げてくるものがありました。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら